クヌギの木には樹液を求めてクワガタや蝶やスズメバチなどの昆虫が集まる。無粋なことに樹液が出ている部分をブルーシートで覆ってしまったクヌギの木もある。これはスズメバチ対策であることはまちがいない。
梅雨明けの頃に多いが、玉川上水緑道ではクヌギの木の根元をカラーコーンで囲み「スズメバチ注意」と書かれたものが貼りだされることがある。高いところにスズメバチの巣でもあるのだろうか。状況不明は不安がますばかりだ。
しかし蜂はケムシなどの害虫を捕食したり、花粉を受粉したり大変有益な昆虫のはずである。人が不用意に巣に近づいたり、刺激しなければ、積極的に刺すことはないという。しかし都市部では人とハチの距離が近く、巣を身近に発見したらただちに駆除となる。
巣の駆除については各自治体の対応はまちまちである。駆除用具一式の無料貸し出しのところもある。私有地内の駆除は各自が費用負担して業者に頼むしかないところが多いようだ。スズメバチ9900円、アシナガバチ4400円が相場だという。