よく聞くカタカナ語の「バイオマス」について調べてみた。分節してバイオは生物で、マスは量だから直訳すれば「生物量」であるがこれでは何のことやら分からない。バイオマスとは、木材や草木、家畜の排泄物、資源作物、食品廃棄物、下水汚泥などの総称という定義がある。ならばとりあえず「生物資源」の方が落ち着きがよい。
「資源」がキーワードのようだ。日本は国土が狭くて埋め立て処分する土地がなく焼却処理の方向に進んだ。日本のメーカーの焼却技術はアジア諸国に輸出されるほどになっているという。これまで私の意識では生活に不要になったものはすべて「ごみ」だった。しかし現代はそれらは「資源とごみ」なのだ。すなわち分別してリサイクル。
ごみ処理は各自治体の重要課題でもある。小平市は2019年4月から「家庭ごみ有料化・戸別収集」に踏み切った。実施により総量は減少したとの報告があった。ごみ処理費のざっと半分は収集費だといわれている。可燃物の中に占める生ごみの割合が増え、含水率の高い生ごみの焼却は優秀な焼却炉でもいずれ限界がくるという。
そこで生ごみを分別収集してバイオマス(生物資源)として活用できれば理想的である。実現の目途は立っていない。小平市には事前に3世帯以上のグループで登録し、フタつきバケツの購入という週1回回収の「食物資源循環事業」があるがほとんど普及してないと思われる。我が家では生ごみはコンポストに放り込んで処分している。
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