玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*桜の園

2008年04月22日 | 捨て猫の独り言

 小金井公園は小金井市と一部が小平市、西東京市、武蔵野市にある広さ77ヘクタールの都立公園です。上野公園の1.4倍あるそうです。20日の日曜日にそこの 「桜の園」 を目指して全員で出かけました。思っていたより人影少なく公園の広大さを味あうことができました。私の自転車通勤経路のほぼ中間地点にあります。それなのにこれまであまり立ち寄らなかったことを後悔する一日となりました。

 関西から東京に移り住んで暮らし始めたのが西東京市でした。風呂のないアパート暮らしであったことが懐かしく思い出されます。長男はアパートから比較的近いこの公園のサイクリングコースで自転車に乗ることを覚えました。その後小平市に住むことになり今度は孫達とこの公園を訪れることになりました。

 公園には52種類、約1800本の桜があり、3月中旬に花開くカンヒザクラ(寒緋桜)に始まって5月上旬のミヤマザクラ(深山桜)まで一ヵ月半に渡って桜を楽しむことができます。公園の西の外れにはソメイヨシノ(染井吉野)が葉桜になった後に咲き誇る幾種類ものサトザクラが集められています。そこが 「桜の園」 です。例えばサトザクラの代表的なフゲンゾウ(普賢象)は花は直径約5cmの大輪で淡紅色または白色で、花弁は30~35枚あります。ところがまもなく2歳になる孫娘の関心は桜にはなく、広々とした草地にタンポポが群生して黄色の絨毯のように見える風景の方に向かっていきました。

 非常勤2年目の今年は持ち時間が4割減となりました。このような好条件のもとで、今年は5月の桜を見届けるためにもこの公園に立ち寄る機会を多くします。この神様の贈り物と言ってもよいような孫娘との2ヶ月の暮らしもあと40日ほどです。一年の一番爽やかな季節も幸いですが、今年の新緑はまた格別です。これから先公園を訪れるたびに20日の日曜日に孫娘と遊んだ情景を思い出すことでしょう。

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