玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

午前一時

2007年01月10日 | ねったぼのつぶやき

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 今午前一時半。この10年来こんな時間に起きていることは先ずない。もし起きているとしたら、寝付けずに睡眠薬を飲むため位のものだ。私の身体は昨年は風邪が長引いたものの至って元気。ただ睡眠には多少問題があって用心のための睡眠薬は離せない。1時間も寝付けないとアセリが生じ90分も寝付けないと睡眠薬服用となる。

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 そんなこともあって我が家の愛猫はソッと起きて、ヌッと出かける習性も身に付けてくれ大いに助かっている。勿論私がいつもそうだというわけではなく、逆に早めに目覚めるときは4時をメドに起き出す。4時には新聞が届けられているからだ。そんな時間から新聞を読み出すと午前中一杯時間が出来てなんとなく得した気分で嬉しい。

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 朝の4時は真っ暗。落葉した枝越しに臨める空には星が美しくきらめいている。朝方の星は輝いているのではなくチカチカときらめいている。しかし住宅街の我が家から臨める夜空には限りがある。船上やアフリカでは星が今にも落ちて来そうにきらめいていて、空はモット地球に近かった。

 写真は'06夏京都の法然院。頬被りしたご婦人が小さな道具を用いて苔の中の雑草を抜いていた。陽射しのない時間にしないと苔ごと剥がれると教わる。

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*正月休みの雑感

2007年01月06日 | 捨て猫の独り言

 赤ちゃんが目を覚ました気配がする。いつものように襖を少しだけ開けて覗き見する。すぐにこちらに気付いて両手を突っ張って顔をもたげて笑顔を作る。こちらの真似をして笑っているのだろうが、まるですべてを理解しているかのように感じる。実際のところはどうなのだろうか。母親はいつまでも寝てるであろうから、赤ちゃんを抱き上げこちらに貰う。こんな正月になるとはついこの間まで考えなかった。私の生活などというものはたいした見通しもなく暮らしていることに思い至る。

 松の内の4日に一泊の人間ドッグに出かけた。自転車で25分の公立の病院だ。3年ぶりである。さすがに人は少ない。前回のドッグの時ここで武蔵野赤十字病院を紹介されて、肝炎の治療を始めた。肝炎が完治したわけではないが症状は安定している。年に一回の人間ドッグについては費用は保険組合から出る。退職直前の滑り込みだ。目薬が手放せずにいる。文字を読むことに少し不自由の他はまずまずだろう。これまでにも増して健康については考えすぎないようにしたい。消極的にならないために。

 このブログを始めて2年が経過した。背中を押してくれた先達には感謝している。毎晩のように宴席を設けて一献さしあげたいぐらいだ。これからも細々とではあるが続けていけたらと思う。私が愛読するブログに藤沢周平作品がしばしば登場する。暮れに一緒に飲んだ妹は藤沢作品を読んで泣けて泣けて仕方がない時があった。現在はメジャーになりすぎて読者として複雑な気分だと言っていた。私はこれから読んでみようと思う。

 少し気負って政治的なテーマをあげるなら憲法改正問題だ。昨年の5月に新聞紙上でつぎの意見を見た。 「徴兵制は敷かない。海外派兵はしない。核武装しない。この三つを明記して拡大解釈が不可能なように9条を変える」 これは詩人で作家の辻井喬氏のものだ。これをベースにして考え、さらには行動できればと思う。ふとパソコンのスキルを広げたいと思ったが、これについては確たる覚悟も自信もない。他力本願の予感あり。

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