忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

夢のはなし

2010-05-07 | 昔語り

子供の頃から今まで毎日 夢をみない日はないくらいで、眠りが浅いのかしらと思う時がある。子供の頃は何かに追いかけられてヒューと空に舞い上がり高いところから急降下あっと思った瞬間目が覚めるという夢をよくみた。最近はそんな夢は殆ど見ないし夢を見たことは覚えているのだけれど、見た夢の話をはっきりと話したりできないようになってきた。夢にまで老化がすすんだのかしらん?
働き盛りのころは職場でいやなことがあったりすると夢に出てきたりしたし、たまにはとても嬉しい夢を見てあーもっとみたかったと思ったりしたものだ。友人は職場の先輩をむちゃくちゃ蹴っている夢をみたと話してくれて大笑いしたことがあったが、余程我慢していたのかも知れず、夢で恨みを晴らしていたのかもしれない。

「旅に病んで夢は枯れ野をかけめぐる」
「露と落ち露と消えにしわが身かな 浪速のことは夢のまた夢」
 芭蕉と秀吉のこの句がふとした時に浮かんでくることがある。
 すべては夢の中の出来事と思えればずいぶん楽になるかも・・・・・

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