忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

雨の図書館

2010-06-20 | 写真

秋の図書館

池を巡って図書館へ(春)

新緑の図書館は残念ながら充電切れで撮れませんでした。

 雨降りの土曜日 図書館も空いているだろうと思って久し振りに出かけた。

20数年前 引っ越してきて間もなくの頃は知り合いもなく、よく図書館に通ったものだ。図書館は大好きな場所で知り合いが来られると必ず案内することにしていた。

緑も多く、文化ゾーンと呼ばれていて、考古資料館、県立美術館、小高い丘陵地にある子供の遊び場、そして喫茶、レストラン、大きな池には鯉が泳ぎ、茶室も備えている。

 昨日も雨にうたれた新緑が、心を潤してくれた。

 借りたかった本は山岡鉄舟のことを書いた「命もいらず名もいらず」だったが、すでにどなたかが借りておられた。もう一つの井上ひさしさんの本は沢山あって3冊ほど借りた。

テレビに出ておられた井上ひさしさんの話をきいて、是非 読んでみたいと思っていた。

 井上ひさしさんが子供の頃、お父さんが革新的な考えを持った方で、近所の人からアカ、アカの家の子と呼ばれ、他の子から「おまえはアカの子だから白いキャンディーは食べるな」と言われて、赤いキャンディーしか食べたことがなかったという話が妙に心に残っていた。小林多喜二のこともずっと書きたいと思っておられ、その話もお父さんのことと合わせてとても印象に残っている。