10月3日付けの赤旗新聞に載っていた記事です。切り抜いてあったものを思い出して載せました。
私も年金生活に入ってからは苦しかった生活が尚一層大変になってきました。年金生活者の人数が増えた分 年収も今までより低くなっている人が多くなり、数字に表れたものでしょうね。
確かに、60歳を過ぎると働きたくても体のあちらこちらに変調をきたし、自信もなくなってきます。
しかし、いつか読んだ本の中で手塚治虫さんが「これからの社会は高齢者が増えるだろうから80歳くらいでも元気な人はどんどん働くのがいい」 というようなことを書いておられた。
父は70歳まで父親を亡くした孫達の為に頑張って働いてくれた。そして80歳で亡くなるまでの10年間の後半は胃癌の手術2回をし、週3回の病院通いに費やした。元気でのんびり盆栽や投網漁で過した期間はそう長くはなかったけれど、どんな想いで時を過していたのだろうか。もっといっぱい話しておきたかったという気持ちになる。そんな中でも父は瀬田川のこちら側から向こうの岸まで泳いだことや、学校をさぼって山で遊んだこと、母親が幼い弟を残して亡くなり、その弟の面倒をよく見ていた話、後妻さんが来てその人をいじめて追い返したことなど幼かった頃の話をしてくれた。