4月から読み始めた「新訳仏教聖典」やっと今日で読了した。毎日少しずつ読んできたけれど途中 世尊の説かれる話は面白かったり、以前にもどこかで聞いたことがある話だったりで、2000年以上前のこの話が今でも自分にいろいろと問いかけてくる。
「あなたの生き方はそれでよいのか?」と。
700ページに及ぶこの本の中見をはたしてどれだけ理解したかと言われれば本当に恥ずかしく「読了」などと全く言えないが。
過ぎし日 私の尊敬する方が本を読むということに関して「難しくて読むのがしんどくなることがあっても目をとおしていたらどこかの部分ではっとする言葉に出会うものだ。それだけでも読む価値はあるのでは?」と言われた。
それ以降 本を読むときこの言葉を思い出してちょっと難しいかなと思っても挑戦してみようという気になっている。
煩悩ますます盛んな私にはこの道はあこがれてはいるものの三毒 (貪欲・瞋恚・愚癡) にまみれた日暮らしでその道は、はるか遠い遠いかなたにある。
しかし、何時かはきっとというおもいで読んでいると不思議と心が自然と落ち着いてくる。
終わりの涅槃に入られる世尊の言葉は身近でやさしく今 そこにおられるような感じて読むことが出来た。