忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

子どもの貧困から

2011-01-18 | 世の中のこと

国は7人に1人の子どもが貧困状態にあると発表した。問題なのは数ではなく、社会の認識だと立命館大学教授の野田正人さんは述べられている。

孫が学校からもらってきた文書に「わが国の教育の基である教育基本法の第10条 『家庭教育 』 には父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとすると明記され、家庭教育の大切さが示されました。」という文章が載ってた。

昨今、モンスターペアレンツなどという言葉がはやって自己中心的な保護者が多く学校を悩ませているとか。

学級懇談会に出席した親が「仕事を休んで貴重な時間を費やして出てきたどうしてくれるのか?」とか「勉強は塾でさせますからしっかり学校でしつけてください」とか「携帯を取り上げておいてその間の使用料払って欲しい」など等 エ!と驚くような言葉を聞きびっくりしている。

しかし、このような身勝手な親もいるだろうが、学校も子ども達が今おかれている現状をしっかりと把握されているのだろうかと上の文書を見ながらふと感じた。

学校では先生達が子どもの教育についてのびのびと発言できているのだろうか?新任の先生はベテランの先生からゆっくりと指導してもらえる環境にあるのだろうか?知り合いの先生は、文書つくりや何かでくたくたになり疲れ果てておられし、欝病の先生も多いと聞く。

払えるのに給食費を払わない保護者が多いと報道されたりするが、子どもの中には確実に貧困が襲ってきているのも事実だと思う。家庭教育もしっかり出来ない状況にある子どもたちのことを学校はきちんと捉えて支援してやって欲しい

娘とその友人はパンツもはいてこれない子どもの記事をみて、「こんなこと絶対ありえへん!こんな子どもの親に限って自分はブランドの服とか着ているのと違うか」といって信じようとはしなかったが・・・

昨年「反貧困ときずな」の講演を聞きに行ったとき配布された文書です。

 

 

 

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