敬愛してやまぬ義姉が亡くなってからの1年目にあたり「しのぶ会」が持たれた。
美しい庭園が見られる会場は彼女と共に活動してきた人たちでいっぱいになった。
各テーブルには好きだったひまわりの花が飾られ正面には大手術をして1年後合唱団からのハイキングに行った時の笑顔の彼女が大きく映し出され、横のスクリーンには夫々のグループで撮った写真が次々に映し出されていた。
各団体やグループの人たちが義姉との思い出やエピソードを語り、受付で渡された追悼歌集を見ながら生演奏に合わせて懐かしい歌の数々を歌った。
繊維問屋で働いた若いころ、うたごえ、平和運動、青年運動、組合運動、共産党の活動、業者運動、そして退職後は生活と健康を守る会、合唱団、うたう会と幅広く活動し、その中で出会った沢山の人たちの心に寄り添う姿勢は他の誰もが簡単に出来ることではない位一生懸命だった。
参加者の方から話される事からどれだけ彼女が皆から深く信頼され頼りにされていたかと言うことをあらためて知った。
多くの人たちに愛され慕われていた彼女はきっとこの世の中で利他行を積む菩薩だったのかも知れないと私は思った。
夫、子供、孫たち家族一同が最後に演奏された「涙そうそう」もとても心に残った。