テレビのニュースで中国や韓国に良い感情を持っている人は15%逆に快く思っていない人は80%余りなどと報じていた。全国民からの調査ではない。確か3000人位から聞き出した結果のことだ。こんな風に大きく報じる意図は?と思ってしまった。
そんな折、高倉 健さん主演の日中合作映画「単騎 千里を走る」のDVDを見た。
2005年末~2006年初頭に中国で公開された、張芸謀監督の正月映画 「千里走単騎」 2005年といえば、当時の小泉純一郎首相の靖国神社参拝などに反発した中国の若者らが中国各地で反日デモを繰り広げた年。
にもかかわらず、その年の年末に公開された、日本の名優・高倉健さん主演の感動大作 「単騎、千里を走る。」 は中国の広範な映画ファンやマスメディアに受け入れられたという。
中国 雲南省の麗江という町は世界文化遺産に指定されていて雄大な景色を背景に日本と中国二つの場面での息子と父親の確執そして周りの中国人との心の交流が描かれ、感動のドラマだった。ちなみにこのドラマで感動する人は中国のことを全く知らない単純で素直な人で現実は全く逆だなどという批評をしている人がいたが、一方「こういう映画を見ることで相手も同じ感情を持った人間だという認識を持つことだと思います。 そもそもこれが黒澤明の言っていた「映画は共通言語」であるという「映画の効用」なのだと思います。」と言っている方の意見に私も大いに同感