1日の午後 「カラーでよみがえる東京~不死鳥都市100年」←を見た。
東京を撮影した白黒の記録映像を世界中から収集し、色彩を復元したもので昨年秋に放送されその再放送だった。
戦争で焼け野原になった東京とそこに生きる人々が映し出されなかなか観られない貴重な歴史の遺産だと感じた。
銀座の通りに掘られた防空壕。防空法によって空襲にあっても逃げずに防災に当たらなければならなかったということや、終戦の年の人々の晴れやかな顔、戦後の食料調達のために満員列車に乗り込む人々等などこのような辛酸を潜り抜けた日本人を目の当たりにして何故か涙がでてくるのだった。
もう一つは「戦後70年ニッポンの肖像 ← 私たちはどう生きてきたか」を見た。
戦後70年の節目の年を迎える2015年。その歩みを映像でたどりつつ、これからの日本や日本人がどう生きていけばよいのかを問いかける番組だった。
終戦の時の皇居前で泣く国民の映像はどうも作られたものらしい。ある作家がその日皇居前を通ったが誰も居なかったという話。終戦の年着飾った着物を着て晴れやかに歩く人たち。「カラーでよみがえる東京」の映像とも重なっていたが、ゲストのタモリや堺正人さんの言葉も入れながらの内容はとてもよかった。