いろいろな分野から戦争法案に反対の声明文が出されています。真宗大谷派からは即時撤回の談話が出されたり、幅広い学者、研究者でつくる「安全保障関連法案に反対する学者の会」への賛同者も1万人を超えたそうです。
そんな中で7月2日に設立された「自由と平和のための京大有志の会」の声明書が心に響きます。
戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに抑制が効かなくなる。
戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、
老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、
心の中にも深い傷を負わせる。
精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。
海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。
血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。
学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。
生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力に
くさびを打ちこまなくてはならない。