戦後生まれが83.6%に当たる1億577万人に上ったという。
広島,長崎の被爆者もこの間約35万3千人から14万6千人と半分以下になり、戦争の記憶を継承していくことが難しくなると新聞に書かれていた。
老人が増えていると言われていて、実際 あちこちで見かけるのは老人ばかりと感じていたが、戦後生まれの人たちで、戦争を知らない人が8割以上を占めているとは!
若い人たちだけではない一般的に高齢者と言われる65歳以上の人たち3557万人のうち戦争を知らない高齢者も多くいるようになったということがいえる。
戦後生まれだけではない戦時中に生まれた私など戦争時の直接の苦労などの記憶は殆どないが、父親が戦死して苦労した同級生は結構おられた。
35歳の国会議員が北方領土へのビザなし交流訪問団に同行しそこで「戦争をしないと、どうしょうもなくないですか」という発言して、国会でも大きな問題になった。
この議員は自分の発した言葉にいまだ反省もない様子で党を除名されてもそのまま議員として居座っている。又 この発言すら表現の自由だと擁護する人たちまで出ているという。
戦争を知らないということはこういうことになっていくのか・・・と思った。
確かに 自分の子供も「さとうきび畑」の映画を観たときにこんな悲惨なことが先の戦争であったなど信じられないということを言った。
信じられなくてもこれが戦争というものの真実なのだということを戦争を体験した人たちがしっかりと伝えていくことや、それをずっと引き継いで伝えていく努力が今ほど願われている時はないだろう。
押し付けにはならず、心に響くやり方で伝えていくには?と考えていた・・・。