4歳の曾孫の母親(私の一番目の孫)が大学生の時に中国へ語学研修に行った時の記事が出てきた。
もう10年も前のことだ。
A子が大学から夏休みに中国の長春へ3週間の語学研修に行って来た時の話をしてくれた。
往く時はほとんど話せなかった中国語が帰るときは何とか会話が通じるようになり、帰りの試験ではよい成績をとることができた。毎日寮での生活は皆で話し合い中国語以外は話さないように決めた。初めの3日間はまったくわからず帰りたいと思ったが、奮起して部屋のあちこちに中国の言葉を貼りまくり覚えた。
中国の学生は日本語を教えて欲しいとやってくるので自分は中国語が覚えたいが向こうの学生たちの意気込みには負けるくらいだった。
皆が授業が終わると遊びに行こうと誘ってくれたが自分は図書館で必死に勉強し、受験以来の勉強時間をもった。
3週間が終わり帰る時に舎監のおじさんから手紙をもらった。「長い期間舎監をしてきたが日本人の方から挨拶されたのは貴女が初めてだった。ほんとうにありがとう。また会いたいね・・・・」というようなことが長い文章で綴られていたということで本人もとても感動したと言っていた。
日本人が中国人を中国人が日本人に対して抱く感情は決して良いとはいえない。むしろ極めて悪い昨今だが、一人ひとりの人間として付き合えば心が通じ合うことがいっぱいあるのだろう。そこから難しい国の問題もほぐせないものかと思った。
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