忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

新幹線の運転室へ

2013-06-26 | 昔語り

おもしろい話を思い出した。

もう50年近く前(正確に39年だと思う)保母の学校を卒業して就職するまでの春休みに今でいう卒業旅行を皆でした時のこと。

伊豆の勤務地に先に着任していた友人の所へ行こうと当時まだ開通したばかりの新幹線に乗り込んだ。

京都駅から乗ったのだがキャーキャー珍しいのかきっと騒がしくしていたのかもしれない。

どんな拍子になったのかもう忘れてしまったが新幹線の運転士さんと言葉を交わした。

「君たちどこへいくのかね? そうか君たちは京女だね!僕は東男」といったような事を話した。

歯切れのいい江戸っ子弁のその言葉にすっかり魅せられて・・・。

「君たち入っておいでよ」とか何とか言われてまあまあ新幹線の一番前の運転室に女子4人がいれてもらった。

今だったらとても考えられないことだろうけれど、これ、本当にあった話なのですよ!

運転士さんも開通したばかりできっと見せたかったのかな?

時速200キロの速さなのに何故かその当時は人間がゆっくり、ゆったりしていたのか懐かしく感じます。そしてとにかくあんな体験はめったに出来ない事でした。


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