「種の起源」の訳文にあらわれる適者生存という言葉はテキトウな訳語だと知った。
テキトウにはやや不正確という意味をこめている。
原語を尊重するなら最適者生存が正しいのだそうである。(進化論の時代 新妻昭夫)
正確な言葉は、ある場合には使い勝手が悪く、死語になってしまうことがある。
最適者生存もその仲間のようである。
適者生存は、弱肉強食を正当化する論理に用いられやすい。
こうなるとテキトウを通り越しゴーマンの域に足を踏み入れてしまう。
テキトウな訳文は読み方までテキトウになり、その影響が重なり合って強まれば、思想の転換に至ることもありそうだ。
巷の個人の思想が転換したところでさしあたりどうということもないが、民族の思想の転換になると一大事だ。
政治、教育にたずさわる人は、適者では不十分、最適者でなければならない。
テキトウにはやや不正確という意味をこめている。
原語を尊重するなら最適者生存が正しいのだそうである。(進化論の時代 新妻昭夫)
正確な言葉は、ある場合には使い勝手が悪く、死語になってしまうことがある。
最適者生存もその仲間のようである。
適者生存は、弱肉強食を正当化する論理に用いられやすい。
こうなるとテキトウを通り越しゴーマンの域に足を踏み入れてしまう。
テキトウな訳文は読み方までテキトウになり、その影響が重なり合って強まれば、思想の転換に至ることもありそうだ。
巷の個人の思想が転換したところでさしあたりどうということもないが、民族の思想の転換になると一大事だ。
政治、教育にたずさわる人は、適者では不十分、最適者でなければならない。