・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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バチスタ

2010年07月06日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
「チーム・バチスタの栄光」というドラマがあった。
バチスタとは地名か人名か。
手元にある世界地図の地名索引にはバチスタというところはない。

では、人の名か。
それともバチスタというあだなの医者を中心にしたチームの話か。
そんなことを思っていたら、バチスタは、ここではチームの中にいる人の名でもなかった。

優れた方法には、その方法を編み出した人の名前がつく。
バチスタ手術という、医師の名の付いた心臓手術の方法であった。
このドラマは、バチスタ手術を専門に行うチームが、奇跡とも言える成功をおさめたという話だった。

心臓を働かせる筋肉が弱くなると、心臓が肥大どころではなくふやけてしまう病気がある。
大きくなり過ぎた心臓を切り縮め、縫い合わせて働きをよくする手術をバチスタ手術と呼ぶのだった。

体全体も、臓器も、ぶよぶよと大きくなり過ぎれば故障を起こしやすくなる。
政治機構もそうだろう。行政機構もそうだろう。
元気を取り戻す手段に、まず消費税を上げておいてなどと考えていたのでは、ぶよぶよをいっそう助長させることになる。

日本の国にもバチスタ手術が必要なのではないか。