カワイイ、と思わせることがモノを売る決め手のだいじな部分になっている。
季節モノ、土産モノなどはとくにその傾向が強い。
カワイイは成熟の対義であり、未熟、つまり幼稚と思うのだが、幼稚感覚は生活のあらゆる分野に横断的に行きわたっている。
産業の水平展開相とも言えそうである。
産業は、およそ縦割り分野で考えられるものと思っていたが、幼稚ビジネスが横に羽を伸ばしていくと幼稚産業という連鎖系が成り立つかもしれない。
幼稚などとばかにしてはならなかったのだ。
幼稚園にもお受験がある時代なのだから。