朝の雷雨はどこに行った。
こう書いてみると、どこかおかしい。
台風の行き先は気にしても、雷雨はやんでしまえばそれまで。
台風一過という言葉はあるが、雷雨一過とは言わない。
急に来てたちまちどこかに行ってしまうのを一過と言うなら、むしろ雷雨のほうが一過性が強い。
エネルギー総量の違いか。
言葉のあやとはおかしなもの。
どこ吹く風という言葉も、風の感じられないときには、どこかおかしい。
領土に侵入してきた者を捕まえても、さっさと追い返してしまってあとはどこ吹く風。
蛙のつらに○○というが、蛙でないこともある。
そばにいるナマズは左団扇、なにかハチャメチャになってきた。
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