生活の合理化が進みすぎると、それが病原になるのではないかと、ふと思いました。
人びとの多くは、時間を使わないこと、力を使わないこと、手間をかけないこと、望むのはないないないばかりです。
「ある」「する」という、前向き上向きの心と体の働きとは、すべてが逆向きになります。
音がうるさいといわれて囲いを作る、周りの景色も見えなくなる、空さえも見えない区間が多くなる、そういうところをひた走る、どこか尋常ではないような気がします。
病という字は、体が弾力を失って動けなくなる意味をもっているそうです。
動いている気分になっていても、自分では動いていない、そのことに気付かずにいる、言い表しようのない奇妙さです。
しかし、驚きました、「やまい」と読む漢字が8字もあるとは。