敵対好きも、家の中であれば「しょうがないな」と言われるだけで済みます。
小さなグループの中では、またかと笑われる程度で済むでしょう。
これが、国のことともなれば、笑っては済まされません。
対立がなければ健全を保てないということをよく耳にしますが、その人は対立依存症なのではないかと思います。
喧嘩の繰り返しを日常にして育ってきた人は、対立、対抗を好む性格になるのでしょう。
侵略による建国の歴史をもつ国の人は、対立する国がないとおさまりがつかないかもしれません。
しかし、生まれ育った国を対抗の相手に見立て、自分の国を悪しざまにののしり、破壊に導く行動を続ける政党が、国会に議員を送り出す、そんなむちゃくちゃな現象が何十年も続いている国があって、そこに自分が住んでいることをあらためて思うと、窓の外で鳴くカラスの声にも、バカにされているような哀れな気持ちになります。