社員はコストの主要部分である、これは経営者層の妄信です。
社員を減らせばコストが下がって、不振な経営状態から脱却できると、手不足が喧伝される今頃、まだ人減らしを実行しようとしている情けない経営者がいます。
外国資本と外国人労働者をうまく使って、利益を拡大し、世界中にものを売れればこの世の春であると、その人たちは思っているのでしょうか。
同じ国に生まれた日本人が、その利益のはしくれにあずかることもなく、下請けの仕事に身を粉にして働いても、技能が売りものとほめそやしておけばそれで上々と、その人たちは思っています。
その人たちは、たぶん社名の由来を省みることさえ忘れているのでしょう。