瀬戸際に立たされている、今が瀬戸際、そんな言葉を聞かせて、何か手を打たなければという気に人々をさせてしまうビジネスがあります。
地球温暖化、海洋汚染、等々、瀬戸際産業の題材は何でもよいのです。
枯渇、絶滅、人々はとかくモノがなくなることを恐れます。
生物にも絶滅危惧種という分類が作られていますが、人間界には絶滅危惧症がときどき流行します。
肥料、殺虫剤、その他の化学製品に広範囲で使われているリンも、百年経たないうちに枯渇しそうだというニュースもあります。
しかし、何億年もかけて出来上がった地球が、百年そこそこでどうなるものでもないでしょう。
ことさらの無駄遣いはよくありませんが、品質が変わるほどの買いだめはまったく無意味です。