・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

縛られた縄を振り解こう:20 新旧

2019年10月13日 | つぶやきの壺焼

消費財は新製品、新型発売と言われると、どこか何かが良くなっていると思い込まされます。
飲みものなどは、味の記録は残せないので、そっと昔の味に戻しておいても、旨いと思ってもらえるかもしれません。
新しいと呼べば、人びとの目を引くだけで、良くなっているとは限らないでしょう。

モノでなく、生活環境や価値判断の新旧も、良否善悪とは無関係です。
家族の結びつき、家庭の環境、親子の関係、夫婦の役割なども、高名な先生がこうしなさいと言ったところで、それが万人に適した最も望ましいこととは言えません。
その先生が考えた最良の方法というだけのことで、意地の悪い想像をすれば、先生は自分では違うことをしているかもしれないのです。

欧米のどこかで声高に言われていることが、これまでになかった新しい考えであるからと言って、それが善良なものかどうか、日本人の日常生活に向いているかどうかは、すぐにわかるはずがないでしょう。

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