・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

分解の効用

2010年07月16日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
文章をよく理解しよう、まず分解して、という方法で研究したがる人がいる。
文章学というものがあるとすれば、その専門家には興味のあることかもしれない。

ものごとをよく調べたいときには「分解」という方法、また整理したいときには「分類」という方法がよく用いられる。
「分解」や「分類」は、言わばつかみどころのないものや、ごちゃごちゃの状態を何とかしたいときに使ってこそ役に立つ方法である。

つまり、「分解」や「分類」が必要な相手は、相当の難物であるはずだ。
難しい表現やわかり難い構成の文章があって、それを何とか解きほぐしたいのであれば「分解」や「分類」を試みることはたぶん有意義だろう。

しかし、すらっと読めばそのまま意味がつかめるような平易な文章の場合は、わざわざ分解したり、それぞれの部分に名前を付けたりしてみても仕方がないのではないかという気がする。

実際に目の前に難解な文章が現れてこそ、分解という方法のお出ましということになるのだと思う。
方法があるから使ってみたいというのは、はさみがあるから何か切り刻んでみたいと、目の前にあるものを手にとってジョキジョキ始めるのと同じではないか。

簡単なことは簡単に済ませればよい。それには理屈はいらない。
おやおや、ここに書いたお前の話もその仲間ではないのか、と言われそうだ。
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18.議場の声

2010年07月15日 | 政治の70不思議
動議をかけるとき、なぜあれほどまでに長く長く声を伸ばすのだろうか。
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17.力

2010年07月14日 | 政治の70不思議
力のある人は、別世界のような集金力、恫喝力にものをいわせる。
力のない人は、信じられているというだけで、何とかなると思っている。
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16.情報

2010年07月13日 | 政治の70不思議
情報にはそれぞれ錨がぶら下がっていて、重みのあるものは浮かんでこないことがある。
浮かんでこなければ岸からは見ることができない。
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遅い機械

2010年07月11日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
回答者へのお礼、質問締め切りが済んでいるのに、7/10 17:32 に... - 教えて!goo

人間の間違いではなく、機械の動きのおかしいのを人間が放って置くとこうなるという実例。
問題は、よくあることとするか、システムを改善するか、担当の方がどうするかにある。
私がオヤと思ったことなど、問題の外のこと。
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品格

2010年07月08日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
四文字熟語は漢字で構成されている。
音は4以上である。

ローマ字の4文字組み合わせ単語には、four-letter word と名づけられた放送禁止になるくらいの品のよくない言葉がある。
これらの音の数は3以下で文字数より少ない。

言葉は音が減ると品格が落ちるらしい。
とは言え、ていねいにていねいにと「御」が重なって付いてしまった言葉もある。
こういうのは、品格へのこだわりが度を過ぎた結果だろう。
ていねいさと品格とは、同じ方向を向いているつもりでも、いつのまにかはぐれてしまうようなところがある。

いまはやりの「なになにしていただいてよろしいですか」などは、「よろしくなかったらどういたしましたらよろしいでしょうか」と言い返してやりたい誘惑を抑えなければならず始末が悪い。
あの耳障りな「よろしいですか」は、応対指導のプロが、言葉の上だけのていねいさだけに気をとられ、ついうっかり教え込んでしまい、それがどんどん伝播したのではないかと思う。
こう言いなさいと教えるのは、不適当な言葉をたびたび使っている人にだけでよいのではないか。

どの人もみな同じ言葉を使っている店の品格が、中級以下であることは間違いなさそうである。
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公益

2010年07月07日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
公益法人のあり方がしばしば問題になる。
公益とはそもそもどういうことなのだろう。
公共の利益であって私的な利益でないものと、簡単に言ってしまうことはできる。
しかし、公共は社会全体が共同で所有し使用し維持していくもので、そこに利害関係がうまれるのはそもそもおかしいのではないか。
利益というものは元来私的なもので、公共の利益、公益などという言葉は、生み出してはよくないものをだいじにしたがる内部矛盾をもっていることにならないか。

得てはならないものを隠匿するには穴が必要かなどと考えていたら、公という字は、上下を入れ替えると穴という字にどこか似ている気がしてきた。
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バチスタ

2010年07月06日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
「チーム・バチスタの栄光」というドラマがあった。
バチスタとは地名か人名か。
手元にある世界地図の地名索引にはバチスタというところはない。

では、人の名か。
それともバチスタというあだなの医者を中心にしたチームの話か。
そんなことを思っていたら、バチスタは、ここではチームの中にいる人の名でもなかった。

優れた方法には、その方法を編み出した人の名前がつく。
バチスタ手術という、医師の名の付いた心臓手術の方法であった。
このドラマは、バチスタ手術を専門に行うチームが、奇跡とも言える成功をおさめたという話だった。

心臓を働かせる筋肉が弱くなると、心臓が肥大どころではなくふやけてしまう病気がある。
大きくなり過ぎた心臓を切り縮め、縫い合わせて働きをよくする手術をバチスタ手術と呼ぶのだった。

体全体も、臓器も、ぶよぶよと大きくなり過ぎれば故障を起こしやすくなる。
政治機構もそうだろう。行政機構もそうだろう。
元気を取り戻す手段に、まず消費税を上げておいてなどと考えていたのでは、ぶよぶよをいっそう助長させることになる。

日本の国にもバチスタ手術が必要なのではないか。
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饅頭

2010年07月05日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
饅頭茶漬けを森鴎外が好んで食べたといわれるが、餡入りの甘いものは薄味あるいはやや酸味のあるものと仲がよさそうだ。

どら焼き風の菓子とヨーグルト、妙な組み合わせだが、饅頭茶漬けを思い出して焼き菓子を細かく割ってヨーグルトに入れてみた。
なかなかいける。
本式のどら焼きを冷やしておいて薄く切り、丸い元の形に並べ、プレーンヨーグルトをかけ、ミントでも乗せれば夏のおやつによいではないか。

日本ぜんざい学会( http://www.1031-zenzai.com/?page_id=4 )というのがあるから、饅頭学会もあるかと探したが、それはなかった。

饅頭には無数の種類がある。
これほど普及してしまえば研究の対象になりにくいから、学会などと構えて見せるのは照れくさくなるのか。

まだ朝飯前なのに饅頭がこわくなってきた。
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道の名前

2010年07月04日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
鎌倉街道と名の付いた道がある。
東京都日野へ仕事に通っていたとき、付近の道路の説明に「鎌倉街道」という呼び名を聞いた。
鎌倉からはるか遠くの、いまではまったく関係の見つからないこの街道を鎌倉街道と呼ぶのはなぜか、それを不思議に思ったがそのままになっていた。
いまならインターネットで簡単に知ることのできる知識も、図書館や役所を訪ね歩かなければ得ることができなかったときのことである。

先日、新聞のミュージアム・ガイド記事で鎌倉の施設名を見て、ふと鎌倉街道の名が調べかけて棚上げになっているのを思い出した。

鎌倉街道とは、鎌倉時代に鎌倉を基点として整備された輸送路で、方角ごとに上道、中道、下道と呼ばれたそうである。

上道:信濃・越後街道
中道:奥州街道
下道:江戸から千葉松戸へ
こう書かれているものがあるかと思えば、

中路:武蔵東部や下野に向かいさらに奥州に向かう奥大道
下道:武蔵西部や上州に向かいさらに信濃・越後に向かう北陸道
と、上下さかさまの名付け方もある。

上を下への大騒ぎということでもないが、とにかくどの方角であろうと、鎌倉との往還道が鎌倉街道で、街道名の由来は、呼んだ人がいたからそうなったぐらいのものらしいのである。
名前の由来というものは、だいたいが作り話なんですなぁ。
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由来

2010年07月03日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
散歩を面白くするには、知らない道を歩くのがいちばんよい。
何も特別の発見や拾い物がなくても、歩くだけで楽しい。
言葉調べも散歩のようにやってみると面白い。
調べた結果のことよりも、ああではないかこうではないかと考えることが楽しい。

電気の流れている量を測ることを電流計測というが、大量の電流を直接測るのは大仕事になる。
流れの量を測るのだから、測定装置を通過させなければ量を知ることができない。
大量の電流を直接通過させるには超大型の測定装置が必要になる。

元の電流の量に比例した電流を取り出して、小さな計測器で測り、元の電流の大きさを知ることができれば、どんな場合にも計測器の大きさを変えずに測定できる。
そこで考えられたのが変流器というものである。

電気回路の状態を検知して、故障が起きた場合に必要な処置を講ずるには継電器が使われるが、変流器から取り出した電流は、量の計測だけでなく、継電器を働かすことにも使える。

変流器には、元の電流の出入り口である一次端子と、比例した電流の取り出し口である二次端子が設けられる。
二次端子から取り出す電流の向きをどう使うかはまことに重要なことで、この向きを変えると計測器や継電器が逆の働きをしてしまう。

そこで変流器の一次端子にはKとL、二次端子にはkとl(小文字のケイとエル)を端子記号として表示し、接続に誤りのないようにしてある。

私が引っかかったのは、このKとLの記号はどのような由来があって決められたのかであった。

名だたるメーカーに問い合わせてみたが、結果は意味不明ということであった。
Lは Load と読んで負荷側端子とすれば覚えやすいということだけはうなづける。
Kにはアルファベット順でLの前という意味しか見当たらないが、電源側にK、負荷側にLという電力の向きと記号の順序を当てはめ、あとはその原則を崩さないようにすればよいだろうということである。
ここで納得としておきたいところなのだが、実はまだ問題があるのだ。
しかし、これ以上は一般向けの話とさらにかけ離れていくので、この辺でやめておこう。
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正義

2010年07月02日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
主義というのはおよそわかりにくいものである。
それでも、○○主義という漢字○○の二文字から、多少の見当違いはあるにしても、おおよそのことを想像しながらわかったつもりになれるのと、そうでないのがある。
原理主義はわからない部類のほうで、主張の根幹が何であるのか、文字からは見当もつかない。

主義に似た言葉に正義がある。
正義を旨とする人が、崇高な理想を、信念をもって説いても、この世のすべての人に理解され、受け入れられるとは限らない。
これが正義だと唱えれば、誰もが信じすべての人が協力してくれればよいが、そうはいかずにいざこざも起きる。
それがけしからんと、居丈高な行為に走る例も、世界のどこかで何年に一度かは繰り返し見られる。
痛恨の使用実績を残してしまった大量破壊兵器を、今後誰かが何かの理由で再び使うという狂気を、正義という千社札で鎮めきることはできない。

民主主義をふりかざす國の行いが、民主的決定によって妨害され、独裁的決定によって遂行されるという、皮肉な状況さえある。

フェデリコ・フェリーニ監督の映画に「純粋に逃避するな」というせりふがあった。
純粋にも正義にも、逃げ込む穴のようなところがある。
ところと言っても場所ではないから穴では言い得てないが、ふりかざしておいてはまた穴にしまいこむ旗印のようなもの、祭りのときまでは要らない四神剣のようなものか。

正義は純粋の親戚で、原理主義一族なのだろうか。
主義の話は続けるにしたがってわからなさが増していく。
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3本柱

2010年07月01日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
官僚出世術の3本柱

1.先楽後憂:むずかしいことは後でやることにして、結果の出やすいやさしいことから先にやる。
つまり、ものの順序をよくわきまえること。

2.他力本位:自分に責任負担が回ってこないように、いつでも責任をとらせる役割の人をつくっておく。
つまり、適材適所をよく考えること。

3.我身賞賛:自分がちょっと手を出した程度のことでも、やったことは必ず人に褒められる材料に仕立てる。
つまり、アピールの効果を忘れないこと。
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