南無煩悩大菩薩

今日是好日也

戦国の花。

2007-04-12 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

散りぬべき 時しりてこそ 世の中の

花も花なれ 人も人なれ。

-細川ガラシャ-


戦国武将細川忠興候の妻にして、薄運の天下人明智光秀候の娘。

天下分け目の関が原、東西の合戦にのぞみ、家康公に組した夫は従軍、留守居の妻は、三成候が人質となるを拒むる立場にて、屋敷に火をつけ炎中に自害。

いや。洗礼をうけたクリスチャンなれば、自害はできまい。
今で言う嘱託殺人に、一家挙げて同意の、辞世であったろう。

心のうちの諦観、苦悩、情念はいかばかりであったろうか。

父の存亡の際に、静観を決め込んだ嫁入り先で彼女は何を思ったろう。

そして、やがて父を滅ぼした相手の組下となっての心持やいかに。

またそぞろ来る争いの渦中での散らす花身の胸中。

戦国の世の花の移ろい。

測るすべも無い。

彼女は、何をもって同意としたのだろう。

戦国の花。


ガラシャの自害によって、それ以後人質の無理強いは、なくなったという。



散りぬべき 時しりてこそ 世の中の

花も花なれ 人も人なれ。

コメント (2)
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