南無煩悩大菩薩

今日是好日也

あそこの石をみて。

2010-10-08 | つれづれの風景。

私は人間の諸行動を笑わず、嘆かず、呪詛もせず、ただ理解することにひたすら努めた。-スピノザ「国家論」-


移動させられた石はあらたな場所を受け入れる。

風は船を新たな場所へ運んでくれるが、帆と舵がなければ目的の地へと運んでくれるわけではない。

石や船や帆や舵と違い、人間はいしを持つし能動的に行動する。

死ぬことによって、物質に帰るまでは決して、考えることや行動の選択をやめることはできない。


スピノザ的であろうとすることは、僕にはとても大事なことのように思える。
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