的当てゲームで人より高い得点を採って絶対に勝つ方法がある。
ある数だけ射すくめ重なったその上に、的を作るのだ。
これを作為という。
こんなことをするのは、他に有無を言わせないお山の大将のガキだけではない。
権威の効く、法や政りごとや医や宗や占や専門的特殊的職種のやるせない大人でもつい手を染めるようだ。
「大阪地検特捜部は、メンバーが固定されて昇進していくので、なれあいになる可能性があると思っていた」
そう検察の幹部が言った。と今朝の新聞にあった。
一瞬腰が抜けそうになった。
まるで人事(*じんじではなくて、ひとごととよみます)、幹部であれば、不作為の作為という言葉はたぶんご存知のはずであるからにして。。
いろんな世界で、「ええかげん、もうそろそろ変わろうや」という時期にありそうです。
わかっちゃいるけどやめられない、となっている状況をどげんかせにゃいかんのでしょう。
示唆は足下にあり。
後から的を描くようなことにうつつをぬかすのは、今の的外れを放置することにつながる。
大所高所より、足元がさきでっしやろ。
あれ、この道でよかったのかなぁ。