南無煩悩大菩薩

今日是好日也

花御供。

2011-03-16 | つれづれの風景。

春の東雲(しののめ)のふるえる薄明に、咲きつ散りつ花。

原始時代の人は、その恋人に初めて花を手折(たお)りささげると、それによって獣性を脱したといわれます。彼はこうして粗野な自然の必要を超越して人間らしくなった。

喜びにも悲しみにも、花はわれらの不断の友であります。
共に呑み、共に喰らい、花を持って祝い、花を持って送る。

「わがために花は手折らじされどただ三世の諸仏の前にささげん」-光明皇后御詠-



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