南無煩悩大菩薩

今日是好日也

わからないことが何か、わかってきた。

2014-03-12 | 古今北東西南の切抜
(photo/source)

写真は火星の地平線から見える地球。キュリオシティ(好奇心)という名の探査機からの贈り物である。

これ以前にこの姿を知っていた人は誰もいない。

・・・。

東京大学国際高等研究所カブリ数物理連携宇宙機構機構長の村山斉先生によれば、宇宙研究におけるここ10年の成果は「わからないことが何か、わかってきた」ことだという。そして「実はこれは大きな進歩だ。過去2世紀にわたって、私たちの宇宙像を支配してきたのは、万物は原子でできているという基本概念だった。しかし実際には、私たちが知っている物質と呼ばれるものは、宇宙の構成要素のわずか5パーセントにすぎず、宇宙の大半は暗黒物質と暗黒エネルギーで占められていたのだ」と述べている。

・・・まだ誰も知らない暗黒なる物質とエネルギーが95%も占めている・・・、見えないといえば、わが地球の空気も2割の酸素と8割の窒素であり、偉大なる何もしない窒素が酸素の暴走を食い止めているということと何か関係がありそうでなさそうでもある。

「わからないことが何か、わかってきた」ということはなるほどかなりの進歩である。

自分は何も知らない、ということさえ知っていれば、人は人間の本分である大いなる好奇心を発動させ、歩を進められるようにできているようだ。
コメント (2)
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