南無煩悩大菩薩

今日是好日也

当たる。

2014-03-18 | 世界の写窓から
(photo/unknown)

「当たる」とは「箭鋒相拄不須避」-箭鋒(せんぶ)相拄(あいささ)えて避くるを須(もち)いず-、の端的である。

また「当たる」は、今まで直線的に連続的に進んでいったものが、急に前面でその運動が止まって、新たな動きに転ずるの義である。

百尺竿頭に一歩を進めたとき、突如として予期しないもの、分別計較しないものに出くわすの義である。

「当たる」は非連続性・突発性・偶然性・直覚性などという性格を持つ言葉である。

「まぐれ当たり」は悪い意味の当たるであるが、まぐれは畢竟ずるに、予科を許さない意味で、分別智の境地を超越したところをいうのである。

・・・

「当たる」について鈴木大拙先生はこのように定義しています。

「当たる」、とはイノベーションのもとなのである。つまり金である。私はそう思っている。
コメント (2)
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