南無煩悩大菩薩

今日是好日也

賢帝の指導理性。

2015-03-20 | 古今北東西南の切抜
(photo/Marcus Aurelius Antoninus)

‘公益を目的とするのでない限り、他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな。

なぜならば、そうすることによって君は他の仕事をする機会を失うのだ。

すなわち、だれそれはなにをしているのだろうとか、なぜとか、何を考え、何を企んでいるとか、こんなことが君を呆然とさせ、自己の内なる指導理性を注意深く見守る妨げとなるのだ。

従って我々は思想の連鎖においてでたらめなことやむなしいことを避けなくてはならない。

またそれにもましておせっかいや意地の悪いことはことごとく避けなくてはならない。’-マルクス・アウレリウス(第16代ローマ皇帝)-

公私混同を禁忌とする本当の理由はこのあたりにあるのかもしれない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする