啓蟄もとうに過ぎてそぞろ虫たちと花々の出番がまたやってきました。
さて、昆虫たちが行う受粉は、農業にとってどれくらいの価値があるでしょうか。
例えば何年か前の、国連環境プログラムでは、全世界の食糧生産の3分の1が動物や昆虫による受粉に依存しており、このサービスを人の手でやろうとするとその価値は年間2000億ドルにも上ると推測していました。
私たちが自然からいかに大きな恩恵をうけているかを教えてくれる一例です。
私たちは不幸にも自分の恵まれている処など計算が立たないものはついつい「タダ」だと思いがちですが、そんなことはないのです。