(photo/Robert Henri)
若者を判断するのは老人達の役目ではないということに、まだ気付かないのか?
若者たちが老人たちを判断するというのが本来の姿である。
たとえば賞を与えるのは、他人のやり方を支配しようとすることである。自分の意に添うよう、他人の行動に口出ししようとする事である。
それは受賞者だけでなく、その賞を得ようとして努力した人全てに影響をおよぼす。それは進歩を妨げる努力であり、ものごとを自分の判断の領域に押し戻そうとする試みである。人間生活における大きな冒険に干渉することである。若者は前進すべきだという概念を否定するものである。
来るべき世代こそが古い世代への判断を下すべきであり、古い人間が若い世代を判断するのはお門違いだ。
それを望もうと望むまいと、時代の流れはそうなっていく。
役に立ちたいと思うなら、そして援助を必要とする若い芸術家を励ましたいと思うなら、彼らを選別したり、判断したりしてはいいけない。
そして、結果がどんなに意外なものであっても、それを受け入れる広い心をもって、彼らの努力に関心を抱き続けることだ。
-切抜/ロバート・ヘンライ「アート・スピリット」より-
若者を判断するのは老人達の役目ではないということに、まだ気付かないのか?
若者たちが老人たちを判断するというのが本来の姿である。
たとえば賞を与えるのは、他人のやり方を支配しようとすることである。自分の意に添うよう、他人の行動に口出ししようとする事である。
それは受賞者だけでなく、その賞を得ようとして努力した人全てに影響をおよぼす。それは進歩を妨げる努力であり、ものごとを自分の判断の領域に押し戻そうとする試みである。人間生活における大きな冒険に干渉することである。若者は前進すべきだという概念を否定するものである。
来るべき世代こそが古い世代への判断を下すべきであり、古い人間が若い世代を判断するのはお門違いだ。
それを望もうと望むまいと、時代の流れはそうなっていく。
役に立ちたいと思うなら、そして援助を必要とする若い芸術家を励ましたいと思うなら、彼らを選別したり、判断したりしてはいいけない。
そして、結果がどんなに意外なものであっても、それを受け入れる広い心をもって、彼らの努力に関心を抱き続けることだ。
-切抜/ロバート・ヘンライ「アート・スピリット」より-