南無煩悩大菩薩

今日是好日也

コストと利益

2018-10-12 | 古今北東西南の切抜
(picture/source)

コスト(費用・原価)とは、「ある目的を達成するために犠牲となった資源を貨幣的価値に測定したもの」である。

経営活動に当てはめれば利益を確保するのが第一義の目的なので、平たく言えばコストとは「利益を生むための犠牲」だといえる。

コストは二項対照性を秘めた概念であり、一方が他方の存在を前提として初めて意味を成す。コストの場合正確にはベネフィット(便益)が相方である。

では、利益を産むために支出されたのに結果として利益に結びつかなかった場合はどうなるのか。当然それをコストと呼んではならない。

かわってそれらは「ロス」ということになる。

しかし両者は混同されがちで、コストカットやコストダウンといった言葉が横行する。

本来のコストの意味からすればコストは常にかけるべき性格のものであり、これを惜しめば利益も減ることになる。

つまり理論的には、ロスをなくしていくためにコストを掛ければ利益は増えるということでもある。

-切抜/不詳
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