小生がまだサラサラヘアーだった頃。
働くということにはまだ、アマチュアに毛の生えたようなものだった。
異国でやっとのことで職にありついて暫く後の、マネージャーの一言が今でも忘れられない。
「ユーのような、日本人は幾らでも居ます。」
心に広がる波紋をしっかりと感じた瞬間でありました。
破門される危機に気付いたのでございます。
「幾らでもおられたら、困るやん」
それから、いくばくか。
頭に毛がなくなった頃。
プロフェッショナルとして、うぶ毛が生えたようなものには、なったかも知れません。
あのときに起こった波紋は。
今でも静まることなく。続いておるようでございます。