南無煩悩大菩薩

今日是好日也

しゃが。

2007-04-13 | つれづれの風景。

ずっと名を気にしていた花である。

診療の待合の片隅のTVにこの花が映し出された。

リポーターの言葉に耳を澄ます。

・・・しゃが・・・。


不思議なものだ。

すべてが上手くいく気がした。

現金なものだ。

雪の吹雪に見えていたのは、桜の吹雪だった。


僕は勝手に、「釈華」であろうことを了解した。


腹に落ちる。とはこういうことを言うのだろう。


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戦国の花。

2007-04-12 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

散りぬべき 時しりてこそ 世の中の

花も花なれ 人も人なれ。

-細川ガラシャ-


戦国武将細川忠興候の妻にして、薄運の天下人明智光秀候の娘。

天下分け目の関が原、東西の合戦にのぞみ、家康公に組した夫は従軍、留守居の妻は、三成候が人質となるを拒むる立場にて、屋敷に火をつけ炎中に自害。

いや。洗礼をうけたクリスチャンなれば、自害はできまい。
今で言う嘱託殺人に、一家挙げて同意の、辞世であったろう。

心のうちの諦観、苦悩、情念はいかばかりであったろうか。

父の存亡の際に、静観を決め込んだ嫁入り先で彼女は何を思ったろう。

そして、やがて父を滅ぼした相手の組下となっての心持やいかに。

またそぞろ来る争いの渦中での散らす花身の胸中。

戦国の世の花の移ろい。

測るすべも無い。

彼女は、何をもって同意としたのだろう。

戦国の花。


ガラシャの自害によって、それ以後人質の無理強いは、なくなったという。



散りぬべき 時しりてこそ 世の中の

花も花なれ 人も人なれ。

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猪囃子。

2007-04-11 | なんとなく落書。

鼓の痛快なリズムで囃し立てます。

どこかで百鬼の宴会が始まっているのです。

飲めや歌えやてんてけてけてけてんてけ。

三千世界にあまねくうさを払いのける宴会を囃し立てております。


もし。どこからか、いのししのおはやしが聞こえたら・・。

人のうさも晴らしてくれると言います。

てんてけてんてけてけてけてん。

近いような遠いような。

そんな音色だそうでございます。



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草取り唄。

2007-04-10 | 酔唄抄。


鼻先でるは まこと修行の足らぬ故

知れたことでも 知れぬというが

それがまことの智者じゃもの

智者と言われて喜ぶならば

それがおろかな ひとじゃもの。

-白隠禅師-





  
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円相。

2007-04-09 | つれづれの風景。

八重山吹はそこにある。


なにおもう。


般若唯一。方便無量。
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円相。

2007-04-09 | つれづれの風景。

紅桜は咲いている。
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円相。

2007-04-09 | つれづれの風景。

南天は実っている。
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円相。

2007-04-09 | つれづれの風景。

梅は生っている。
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紀文。

2007-04-08 | 有屋無屋の遍路。

稀代のリッチマンにして、文化人。

一説に、上野根本中堂の建立請負で得た巨利は50万両と言われ、産を破り、深川に隠棲したときでさえ、小判4万両からを蔵していたという。

お江戸の頃、一両は大体今で6万円程というからには、一仕事300億。老後の蓄え24億。

人のふところを勘定しはじめちゃあ、野暮の下衆のでとなりますがね。


稼ぐもすごいが使うもすごい。その気風がよろしい。

「紀の国屋文左衛門は、材木問屋を家業として、世に聞こえたる富豪なり。活気の者にて、常に、花街、劇場に遊び、任侠を事とし、千金を抛(なげう)ちて心よしとする、ゆえに、時の人の紀文大尽と称して、その名一時に高し、寛永の頃までは、本八丁堀三丁目すべて一町、紀文の居宅なり。」
-上山勘太郎「実伝紀伊国屋文左衛門」-


若い頃はめみも麗しく、諸芸文化にも玄人はだし。
老いては、俳人千山として、悠々自適に65年の一生。


黒潮育ちであったろうか。

紀文。こんな人がおらしゃったというだけで、愉しくなります。

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山風。

2007-04-07 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

限りあんば 吹かねど花は 散るものを

    心みじかき 春の山風。


戦国の武将、蒲生氏郷の辞世の句といわれる。

太閤秀吉が、配下ながらその器量を最も恐れた男。


私には、懐深く二心なくも、その器量ゆえに、世間に誤解されつつ、泰然と自らを決する潔さを感ずる。

時代にもよるが、春の山風は、そういう風にみると、似合う。

蒲生候のこころうちは、知るよしもない。


創ったものにせよ造られたものにせよ。

歴史に残る辞世の言の葉は、生きて死ぬことへのまなざしの系譜だ。
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気づく。

2007-04-06 | 有屋無屋の遍路。

蟹をみて 気のつく岨(そば)の 清水かな。

-蕪村-


蟹がはっている。

なんともなしに眺めている。

ハッ!

水があるはずに気づく。

見渡せば、清涼たる清水がコンコンと涌いている。



そんなことはなかった。少し前までは。と思っていることがある。

そんなことはない。

蟹を見ていただけだったのだ。

眺めていただけなのだ。

清水はずっと前から涌いていた。


捨てたもんじゃない。

気づけばね。


そんな説教を、蕪村さんはしたかったわけではなかろうが。

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自我像。

2007-04-04 | 有屋無屋の遍路。

内面がズキズキしていると、案外他のことは、考え辛い。

自我の像をかなり近くで見テ取れるのはこのよう時がチャンスではなかろうか。


自分の葬式にはこんな遺影を飾って欲しい。

我侭である。


自我とは我侭である。


付き合う人は大変である。


さすれば、ズキズキも我慢するのである。


我慢。

我侭。

自我。


セットなのである。


焼肉コンロセットと似ているのである。


どういうところでセット組みされるかというと。

生きている。ということそのものの中でセットされるのである。


自我どおりに私は生きて死ねるだろうか。


我侭・我慢・自我。


私は一体どういう種類の人間なのだろうか。


未だセットアップ中なのである。

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やまあらし。

2007-04-03 | なんとなく落書。

木に登るのが得意。

ちょっとでも高い所には目が無い。

高い所に上っては目を回すのが好き。

花見などをしている人がいると、木の上から驚かしたくなる。

いつも目が回っているので、たまに止まり木からドシンと落ちてきて人に迷惑をかける。

いい気になると、注意不足で、痛い目にあう。

あんな妖怪になったらだめよ。と子供を諭すときにも使われる。


珠に人に乗り移る。

乗り移られたひとは、離すのに骨が折れる。

乗り移られない為には、ついついいい気になって、目を回さないこと。

年甲斐も無い、破目を外しすぎないこと。

悪乗りの無鉄砲が大好きなのである。


特に酔っぱらいが好きなようだ。

ついつい魅入られやすい妖怪。


やまあらし。

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めでる。

2007-04-01 | 日日是好日。

楽しみは、春の桜に、秋の月。

みうち達者で、三度食う飯。


酒があったら尚うれし。

ほれ。杯にはうすもものさくら。





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