南無煩悩大菩薩

今日是好日也

テンダーマインド。

2013-10-12 | 意匠芸術美術音楽
Georgios Jakobides/The Naughty Grandson)

泣かれたり、憤られたり、困らされたり、嫌われたりする。

今までもそうだったように、そこに天使をみつけられた毎日が、とても幸運な人生になることを、私は知っている。
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アグレッシブマインド。

2013-10-11 | 意匠芸術美術音楽
(source/Leonardo Clímaco)

夢を見たり、創造したり、探求したり、発見したり、想像したりする。

冷笑的になったり、自分を哀れんだりしても、何も変わりはしない。
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「エントロピー」と「仕事というもの」へのヒント。

2013-10-10 | 古今北東西南の切抜
(photo/source)


『熱力学は、蒸気機関と手を携える形で誕生した。熱あるいはエネルギーの、仕事への転換に関わる学問だった。

熱は実際には失われない。熱はアツイ方から冷たい方の物体へと移行するだけだ。その途中で熱は何事かを成し遂げる。

それは水車になぞらえられる。水は水車のてっぺんから底へと流れ落ち、水の量の増減はないが、落下する途中で仕事を行う。

熱はちょうどそういう実態だと仮定した。熱力学的体系の、仕事を生み出す能力は、熱自体ではなく熱さと冷たさの対比に依拠している。

冷水に放り込まれた熱い石は、仕事を発生させる(例えばタービンを駆動する蒸気を発生させる)が、その体系(石+水)の総熱量は一定の量を保ち続ける。最終的には石と水は同じ温度に到達する。閉じたひとつの体系にどれほどエネルギーが内包されていようと、あらゆるものが同じ温度である時には仕事は全くなされない。

ドイツの物理学者ルドルフ・クラウジウスが測定したかったのは、エネルギーのそういう無効性(仕事の役にたたないこと)だった。そして「変容の量」を指すために、ギリシャ語の「トロペー」(変化)をもとに「エントロピー」という用語を考え出した。』

-James Gleick [The Information]より-
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アーティスティックなミニマリズム。

2013-10-09 | 意匠芸術美術音楽
(design/unknown)

オキアミや鯵や鰯などもそうだろうが御玉じゃくしも群れの方向性を間違えると一網打尽とか全滅とかということになりかねない。

ミニマリズムという概念は、最小での最大化を試みる営為であるともいえると私は理解している。

一つの成功のために何億もの犠牲者を出すことを厭わない営為は、自然界では当たり前に行われる。

これは、最大努力で最小稀少の価値を産みだすということにもつながっているようだ。

多勢を離れて、独り別方向に走るのは間違いだろうか?

私はそうは思えない。最小で最小の価値というのがミニマリズムの究極かも知れないからだ。

今日のように人工的に授精を行えるようになると、元気のない数億よりも元気溌剌の一匹の方が価値が高かったりするのではないだろうか。
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1+1=1

2013-10-08 | 意匠芸術美術音楽
(source/NOSTALGHIA)

その 一滴に

次の 一滴を 足しても

二滴 にはならない

より大きな 一滴に なるだけだ



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疎通の要諦。

2013-10-07 | 世界の写窓から
(source/Alexei Andreev)

意思の疎通、所謂コミュニケーションでは、相手への肯定的配慮が前提である。それがあれば共感的理解を促し、沈黙もまた楽め、コミュニケーションの目的である、判断と対応の創造がより有意義なものとなる。

有名な役者だったと思うが、相方としてやりにくいのは、「こっちが喋っている間その話を聞かずに、次の自分のセリフばかりを考えている」人だというようなことを言っていたが、そういうものだろうと思える。

配慮のない人間と喋っているよりも、配慮のあるオランウータンとコミュニケーションする方がずっとためになる。そんな気がする。
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遊ぶの天才。

2013-10-05 | 世界の写窓から
(photo/Kikujiro Fukushima)

ちょっとよい話。

大森望氏のツイートによると、小学校三年生の娘さんのクラスでは、

「やられたら、やりかえす。恩返しだ!」

といって親切にし合うのが流行っているらしい。


(photo/Jodi Bieber)
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かんしょうに堪える。

2013-10-04 | 意匠芸術美術音楽
(LA TOUR, Georges de/Magdalen with the Smoking Flame,1640)

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの描いたマグダラのマリア

「暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう」個人的に想起したのはこのフレーズでした。

宗教画は、字の読めない人にも聞くことに不自由な人にも福音を届ける役目を負っているともいわれます。

禅画が禅の、仏画が仏の教えを帯びているように、言葉に頼らず、人に生というものを示唆する。より「高尚な」という言葉はそのような気配が漂っている処に落ち着くのではないかと思う次第です。
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デボン紀。

2013-10-03 | 意匠芸術美術音楽
(Art source/Tommy Ingberg)

その男はずっと考えていた。

このわずらわしい人生から解放される術はないものだろうか?

突き詰めれば摂取と排泄の為だけに、動き回って働くしかない人生。

もっと自然に、もっと安寧に、もっと静かな人生をその男は希求していた。

そしてついにデボン紀、大きな技術革新が起きた。自分の体内でエネルギーを造り出せるようになったのだ。

男は喜んでその道を選んだ。もちろん他の人々も全員がその道を選んだ。

そう、葉緑体を手に入れた彼らは動物から植物への転換を選んだのだ。



これがいわゆるデボン木の成り立ちである。(嘘です)
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砂底、謎の巨大円形幾何学構造物。

2013-10-02 | 古今北東西南の切抜
(source/nature)

写真は(a)初期段階、(b)中期、(c)最終段階、(d)目的達成後、構造体の推移だ。

制作中の作者はこちら、


フグ科シッポウフグ属の一種の雄が、砂底に大きな円形の幾何学模様をした構造物を造り、それが雌の配偶者選択に重要な役割を果たしている。雄は、様々な角度から径方向にいくつもの溝を掘り、谷部と山部からなる放射状の模様に取り囲まれた産卵床を造る。さらに雄は、中央の産卵床に、粒子の細かい砂で不規則な模様を造り出す。この円形構造物は、それ自体が雌の配偶者選択に影響を及ぼすだけでなく、雌の配偶者選択に重要な要素である粒子の細かい砂を産卵床に集める機能も果たしている。不思議なことに、雄は決して産卵床を再利用することはなく、毎回、多大なコストをかけて新しい円形構造物を造り上げる。これは、2回目以降の繁殖サイクルで使った場合に、円形構造物の谷部に十分な量の細かい砂が残っていないためだと考えられる。(切抜/ネイチャー)


おまけ(円形構造体)

フグの古式引き:古式引きのとらふく刺身は通常の菊盛りと比べ幅広くて食べ応えがあり最後までポン酢が絡み、フグの旨みを充分に味わうことができます。
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新しい仕事。

2013-10-01 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

新しいビジネスコンセプトは、いつも幸運と先見性の賜物なのだ。

いうまでもないが、成功の鍵を見抜く洞察力は、管理された業務計画の立案過程からは生まれない。

偶然、やる気、好奇心、事業を成功させようとする気概、必要性が渾然一体となって初めて陽の目をみるものだ。

更に富みを創造する場所を見抜く洞察力が必要だ。

そのために、ビジネス・コンセプトのイノベーションには、偶然と明晰なビジョンが欠かせないのである。

-(source/LEADING THE REVOLUTION)-
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