長野県の大鹿村で鹿肉レトルトカレーを売り出しとた言うニュース。
やはりそうだったかとの思い。
先日兄が残業を終えて帰る途中、前のトラックが急に止まったからどうしたのかと思うと、そのトラックは大きな鹿をはねてしまったのだという。はねられた鹿は、角が数メートル先に吹っ飛んでいたというからもう一撃状態だったみたいです。そのトラックはしばらく止まっていたけど、そのまま立ち去ってしまった。どうしたものかと思った兄は、あのまま道路の真ん中に横たわったままでは、鹿が気の毒だからと引き返した。横たわる大鹿を脇にずらそうとするが、重くて一人ではどうにもならないでいると、そこへ1台の車が通りかかり、運転手はすぐさま何やらどこかへ電話をしていた。そしてその運転手と二人がかりでやっとの思いで、無事山の脇まで運ぶことができた。これで精一杯の弔いができたと家に戻る。
翌朝、7時過ぎにそこを通ると鹿は横たわっていなかった。
近所の人達皆口ぐちに「その人うちに運んで食べちゃったんだよ。」
兄は、まさかと言いながら、「人間って恐ろしいもんだな。ああいう状況でつい人間の業が出ちゃったんだな」と仙人の口調でぼそぼそ語る。
いや違う、それはどこかそれなりの流通経路に流したに違いない、と思った私。
兄みたいな人、今の時代貴重です、よね。
やはりそうだったかとの思い。
先日兄が残業を終えて帰る途中、前のトラックが急に止まったからどうしたのかと思うと、そのトラックは大きな鹿をはねてしまったのだという。はねられた鹿は、角が数メートル先に吹っ飛んでいたというからもう一撃状態だったみたいです。そのトラックはしばらく止まっていたけど、そのまま立ち去ってしまった。どうしたものかと思った兄は、あのまま道路の真ん中に横たわったままでは、鹿が気の毒だからと引き返した。横たわる大鹿を脇にずらそうとするが、重くて一人ではどうにもならないでいると、そこへ1台の車が通りかかり、運転手はすぐさま何やらどこかへ電話をしていた。そしてその運転手と二人がかりでやっとの思いで、無事山の脇まで運ぶことができた。これで精一杯の弔いができたと家に戻る。
翌朝、7時過ぎにそこを通ると鹿は横たわっていなかった。
近所の人達皆口ぐちに「その人うちに運んで食べちゃったんだよ。」
兄は、まさかと言いながら、「人間って恐ろしいもんだな。ああいう状況でつい人間の業が出ちゃったんだな」と仙人の口調でぼそぼそ語る。
いや違う、それはどこかそれなりの流通経路に流したに違いない、と思った私。
兄みたいな人、今の時代貴重です、よね。