バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

読解クラス、パンセってこんな授業

2012-04-09 11:21:09 | バネ
 4月に新規開講した、読解クラスの『パンセ』。
 最初なので,身近ネタでわかりやすく、さりとてそこそこのボリュームのあるお話をとりあげる。
 このボリュームが大事。音読して2分。少し息切れしてくる程度の長さ。
 なにより、まずは文章を読むことに慣れるため。これくらいのボリュームでも,読めた!という達成感がまず必要。
 
 第1回は、読む経験だけでなく,音読の一工夫を指導した。作者の気持ちを表す部分に線を入れる。たとえば、『私は,次は自分の番かもしれないとどきどきしました。』とこういうくだりには、次ぎは~しました。までに線が引かれる。そしてその箇所を読むときは,気持ちを込める。
 読解問題で失敗するのは,根拠もなく何となくそう思ったからと答えるパターン。正解は必ず文章中に書いてある。お話文の場合は、作者の気持ちを表現するフレーズがキーになることが多い。こうやってまず作者の気持ち部分を抜き出し,意識して音読する。これだけで、聞くものに訴える読みになる。
 次ぎは、読解のキーとなる副詞を拾う練習しよう。