バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

昨日は板書指導の日

2012-04-11 08:31:57 | バネ
 子ども達のつまずきポイントは何時の時代も一緒。だから毎年同じところで同じような説明繰り返しているが、相手は生身の人間。いつも同じというわけにはいかない。生徒の資質だけでなく、教室内メンバー構成、気温等の環境も影響してくる。なんとなくかったるい日。やる気満々の日。ストッパーが居る日。完全マンツーマンの日。その時と場合により、説明方法を変えている。とはいえ、そんな難しいことするのではなく、自分がその場でやりやすい方法をとれば、それがその時のベストっていうこと。
 昨日の授業は板書タイプの日だった。
 ホワイトボードでガンガン説明する。説明がちと早い。生徒が十分理解できていないことはわかる。しかし、これを一度で完璧定着を狙ってはいないから、かまわず進める。この後つまずくたびに同じ説明に遭遇することによって、理解定着に導けるから。だからこそ1度目は丁寧、ビジュアルに説明。そしてそれを自分なりにノートにまとめさせる。この過程を経験している子は、後で自分でまとめたノート見返すことで理解定着に繋がることを知っている。しかし、入塾したての子は、この経験がない。説明中も、ノート作成中もゴールがわからないまま、頭上に?を乗せたままついてきている。そもそも、ノートのまとめ方をしらない。
 スペースの使いかた。文字の大きさ。色の使い分け。
 次回はこの辺りの指導からですね。


交通安全祈願

2012-04-10 08:45:37 | ライフスタイル
 日曜は,川口蕨方面へ行く。
 お花見日和ということもあり、街中に人がわさわさいる。自転車も多い。
 こういう中を縫うように車で走るのは、ほんと疲れる。車道脇を走る自転車をよけながら進もうと思うと,対向車も同じように自転車よけながらセンターラインに膨らんで来る。おっと危ない、と思うと脇を逆送して来る自転車。みんなおかまいなしに行きたい方向に走るって感じ。信号左折しようと思うと,携帯見ながらマイペースで横断歩道わたる歩行者。ようやく渡りきったから発進しようと思うと、左側から突っ込んで来る自転車。こんなことのたび、助手席なのに反射的に足に力入れてブレーキ踏んでしまう。
 人、人、人。どこに行っても人だらけ。

 来日中のカナダの青木さん一家。隣の家が10キロ先で、車道は片道(だったかな?)7車線だというから、こんな日本じゃ運転厳しいでしょ。
 
 中国だと更に状況厳しい。日本のように車の脇に滑り込む歩行者や自転車に注意するだけでなく、中国ではまず車への注意で神経全開。割り込みなんて当たり前。3車線縦断クロス車線変更している間を人が通る。更には停車した車の運転席に,物売りが近寄って来る。何度もわー、わーと騒いだ挙げ句、心臓に悪いから到着するまで目を閉じていようということになる。この国では運転できないし、したくないわー。運転無理だけど,歩行者になるのも難しい。信号は車のためにあり、歩行者は車に合わせて自己判断で道路を横断する。歩行者用の信号なんて、あってないようなもの。慣れればなんとか横断できるけど、最初は決死の覚悟で道路に足を踏み出したものです。

 フランスでは歩行者は信号無視は当たり前。信号は一応の目安で,車が来ないのなら渡って良し。この辺の安全の判断は自己責任ってこと。そりゃそうだ。まったく車がこないところで、じーっと信号が変わるのを待っているのは、ちょっと滑稽。てなわけで、すっかりパリジェンヌ化して帰国し,成田空港駐車場へ向かうその時、『ピピー』てやられた。遥か遠くまで見渡せる道路。場内を走っている車は一台もない。なのに,ながーい信号を守れと言う警備員。

 よくぞこれまで交通事故を起こすことも会うこともなく無事過ごして参りました、ってことよ。

 


読解クラス、パンセってこんな授業

2012-04-09 11:21:09 | バネ
 4月に新規開講した、読解クラスの『パンセ』。
 最初なので,身近ネタでわかりやすく、さりとてそこそこのボリュームのあるお話をとりあげる。
 このボリュームが大事。音読して2分。少し息切れしてくる程度の長さ。
 なにより、まずは文章を読むことに慣れるため。これくらいのボリュームでも,読めた!という達成感がまず必要。
 
 第1回は、読む経験だけでなく,音読の一工夫を指導した。作者の気持ちを表す部分に線を入れる。たとえば、『私は,次は自分の番かもしれないとどきどきしました。』とこういうくだりには、次ぎは~しました。までに線が引かれる。そしてその箇所を読むときは,気持ちを込める。
 読解問題で失敗するのは,根拠もなく何となくそう思ったからと答えるパターン。正解は必ず文章中に書いてある。お話文の場合は、作者の気持ちを表現するフレーズがキーになることが多い。こうやってまず作者の気持ち部分を抜き出し,意識して音読する。これだけで、聞くものに訴える読みになる。
 次ぎは、読解のキーとなる副詞を拾う練習しよう。



10年一昔

2012-04-08 07:51:43 | ライフスタイル
 夕食をとりに,中華料理店に行く。ここは安くて,うまい。庶民的価格で本格中華が味わえる。
 店内は程よく客がいたけど、テーブル席が一つ空いていた。席に着くと先客の一人がじっとこちらを見ている。そして声をかけてきた。
 「覚えていますか?」
 それは野田ジュニアの卒業生だった。卒業して10年近くなる。よく覚えていますよ。名前もすんなり出た。卒業後初めて会ったと思う。
 小学生当時、ちょっと動きは固かったけど、真実一路な子でエネルギッシュな目をしていた。納得いかないことには,口一文字にしていた。
 目はあの時のまま。同席の上司とおぼしき人に,「きちんと挨拶しろ」と注意受けていたけど,とんでもない、律儀な挨拶でしたよ。

 この子がいた頃、水浴び、鬼ごっこ、ぞうきんがけ、花見、サイクリング、やったやった。思い出すのは一緒に遊んだことばかり。誰であるかを上司達に説明していた。この子は何を思い出すのだろう。




緊張は酸欠、興奮は過呼吸

2012-04-06 10:12:22 | 
 おもしろいこと始めた。
 ひょんなことで知った、裸婦デッサンの会。
 裸婦を描く機会なんて、そうそう得られるものではない。しかし、今後も人物画を描きたいので、是非ともやっておきたいと思っていた。
 周囲は皆経験者で、昨日までの続きという感じで部屋にいる。
 とにかく初めてなんだから、なにがしらかの説明はあるだろうと思っていたけど、どうやら当てが外れたようだ。「今日はクロッキーやりますよ」と講師が他のメンバーと雑談。クロッキー、って何?そもそもクロッキーとデッサンの違いは?こんなこと聞く雰囲気でないので、あわててスマホで調べるが、よくわからん。

 1ポーズ20分を2ポーズ。続いて5分を4ポーズ。それを2セットやります、と3時間の流れの簡単な説明がある。
 クロッキーっていうんだから、とにかく線画を描けばいいんだろうと2分程度で描き終えると、講師が「皆何やっているか、全体見て回った方がいいですよ。」と耳打ちする。言われるまま、ザーと教室内歩くけど、何もつかめず。2枚目に描き直す。1ポーズの20分はこれで終了。しばしの休憩で、みんなの作品を見て回る。自分は木炭を使ったけど、コンテ、鉛筆と皆それぞれ。

 良くつかめないまま、2ポーズ目に入る。
 すると講師は後ろで少しずつ言葉を足していく。

 「もっと描き込むのです。画面真っ黒にしていいから。」
 「こすって、ぼかす場所も入れよう。」
 「紙を押さえるのにこれを使って。」
 「好きな場所に移動していいよ。」
 「もっと大きな画面で描いた方がいいから、ここで大きい画用紙買えるよ。」
 「正中線(漢字これであっていると思う)捉えて。」
 「輪郭よりも筋肉の動きを見て。」
 「遠くは弱く、強い動きは線を強く。」

 2セット目に入ったときに、わかってきた。このおもしろさが。
 皮膚の下にある筋肉、血を見る。モデルは無理な姿勢で動きを止めてくれているから、筋肉がピクピク緊張し盛り上がってくる。皮膚がピンクに染まり始める。それにつれ、こちらの息づかいが荒くなる。

 集中して絵を描くと、大抵具合悪くなる。無意識に呼吸を止めているから、たぶん酸欠状態になるのだと思う。
 きっと今日は具合悪くなるだろうなと思うが、意外にも平気。しかし家に着いた頃に、今まで経験したことのないような具合悪さ。それも数時間続いている。吐き気がずっと続く。
 酸欠?
 そう言えば、今日は途中ではぁはぁ言いながら描いていた。これは過呼吸か?
 次はマスクしてやろう。

 2セット目20分間
 

 2セット目5分間
 
 
 2セット目5分間 最終
 

新生活スタート

2012-04-05 07:46:24 | ライフスタイル
 4月から生活スタイル変えた。もっとより時間を有効に使うために。
 これは簡単なこと。どうするかって、朝ドラを見ないこと。
 朝の15分間しばられる。NHK総合の8時では遅いから、BSの7:30で見るようにしても、ついその前後も見てしまう。どれだけ朝時間を無駄にすることか。新番組がスタートする時に今度こそ絶対に見ないぞ,と誓っても一度でも見てしまうと次も見てしまう。
 しかし今回は違う。カーネーションの感動エンディングの余韻が今でも残っていて,連ドラを堪能したから、もう見なくていいという気になっている。

 昨日,朝テレビつけっぱなしにしていると、8時と同時に連ドラはじまったから、あわててチャンネル変えた。一度でもみたら、たぶんまた抜け出せなくなる。適当に変えたチャンネルだから、どこの局のなんて番組がわからないけど、NHKの空気とはまったく異なる情報番組にワープ。耳の片隅にキャスターの挨拶「ハトリ」と聞こえた気がしたけど、そのまま付けっぱなしにしておき、しばらくして画面を見ると、あの羽鳥アナウンサー似の人がアップになっている。弟?兄弟でアナウンサーなんだ,へー。兄よりふっくらしていて顔が濃い。それにしても声よく似ているものだな、と思いながら流し見。
 余計なことをと思いながら,即検索。そしてわかったのは、それは弟でも双子でもなく,本人である。
 ふーん、と思いながらテレビを消す。

 部屋に静寂が戻る。強い風に揺れる庭のヒメシャラが、障子に陰を落としていた。


新学期準備

2012-04-04 07:22:55 | バネ
 4日からの新学期スタートに向けて,最後の準備に大わらら。
 大急ぎで、家回り暴風雨対策施し、教室に入り込みそのまま9時間作業を続ける。
 まず4月から使用するテキストを個人別に整理する。レベルやタイプによって使う教材変えるので、これは複雑な作業となる。そもそも教材の選定と発注そのものが大変なんだから、発注終えると大仕事終えたような気になって,届いたものを今の今まできちんと確認していなかったのがいけない。
 これは誰の、などと分類しているとどうもうまくいかない。そこで選定に使ったリストと発注書、納品書を照らし合わせると、納品ミスを発見。
 こんなことに1時間費やしてしまった。何事もすぐにやらないと後で損するね。

 初日は緊張する。うまく指導できるだろうか。準備はいくらしても足りない気がする。だからどこまでやっても終わらない。



子どもの入学式に親が行く

2012-04-03 08:11:18 | ライフスタイル
 大学の入学式、行ってきました。
 子どもの大学の入学式行くなんて、って声聞こえそうだけど、ウン十年も前に出席した保護者が「あれはすごかった」と言っていたから、それは見るべきだろうと思うわけで。
 すごく混んでいて,式典会場に入れなくて別会場でスクリーンで見たよ。できるだけ早く行って,会場で見た方がいいよ、という知人からの情報があったから、2時間前から並ぶ。行列大っきらいなんだけど、すごいものをリアルに見るんだという思いで、がんばれちゃうんですね。1時間以上立ちつくすのを覚悟していたけど,意外にも列はどんどん進み,並び始めてほどなく会場にin .
 
 感動しました。行ってよかった。子ども達の受けた感動とはまた違ったものかもしれないけれど,若者に向ける力強い大人の挨拶を聞いて、奮い立つ気持ちになりました。
 
 大変なのは終了後。これだけの人が出て,電車に乗り込むのだからどれだけ混雑するか。とおもいきや、意外にもすんなり乗れほっと一息。落ち着いたところで、さてどの経路で帰ろうかと思う。湘南新宿ライン使って大宮経由で帰るか、日比谷線使って,北千住春日部経由で帰るか。日比谷線を使うことにして、北千住で快速に乗り換えたところ,調度帰宅ラッシュ時刻で超満員。久しぶりに味わう通勤ラッシュ。
 あー、やだ。たまに電車乗るのもいいねー,などと思っていたけど、こんな混雑ありえない。顔の前に人の顔。荷物は人の身体の間に挟まれている。せっかく買ってきた入学記念品,もみくちゃになってる。
 
 滅多に履かないハイヒールで一日さまよい,立ちつくし,緊張を繰り返した1日だからなのか,最後改札を出て駅の階段を降りようとしたところで突然膝が痛くなった。ヒールがコンクリートにぶつかる振動がズキンと響く。一足ごとに響く。駐車場までの距離、足を引きずりながら歩く。
 家にたどり着き,くつろいだ瞬間、足がつった。今日は途中でトイレ行かないようにって朝から水分まったく取っていないことに気づいた。
 
 やれやれ、都内通勤は大変だ。

 
 



 
  


伝えるということ

2012-04-02 08:21:47 | バネ
 話しは聞いている人にわかりやすく、これがどれだけ大切なことか。
 パワーポイント使ってビジュアルであっても、伝わらないときがある。正確に言うと、言いたいことはわかっても,心に残らないことがある。
 どういう順番で話すのか。どう話せば伝わるのか。

 昨日はこれらを実践する機会があった。

 まずは声。聞こえなければなんにもならない。
 目線。うんうん、とうなずいて聞いている人を見ながら話す。
 そして,言葉。耳から入りやすいように,和語を多用する。
 しかし何よりも大事なのは、伝えたい中身。私は今これを皆さんに伝えたいという実があるかどうか。

 十分伝わった実感あり。
 
 結局これはバネでいつもやっていることであって,相手が子どもか大人の違い。世代に伝わりやすい言葉やネタの違いはあっても、絶対これは今伝えなければと思うかどうかが肝心なんだよね。
 話しが佳境に入って来る頃、会場(教室)の空気が伝わって来る。たいていバネでは、じんじん心に届いているぞという空気に満たされる。しかし大人がいる会場ではそれだけではない。何あの人理想ばっかり言ってるんだっていう,冷めた空気。話し長いなー、ってもぞもぞしている空気。自分の発言のチャンスを待っていて,心ここにあらずの空気等がないまぜになる。
 A型人間なもんで、進行役が時計をチラ見したから、話しはそこまで。早めにたたんだ。