スマホアプリの名称で、フィンランドのヘルシンキ市で2016年に本格的に始められたMaaS(Mobility as a Service)の一種です。
MaaSは車や自転車などの交通手段をモノとして提供するのではなくサービスとして提供する概念です。このサービスを利用すると、スマホ1台で自分の好みの移動手段や移動パターンを選択し利用することができます。
Whimと呼ばれるスマホアプリでは、市内すべての公共交通機関(バス、路面電車、鉄道など)の他、レンタカー、タクシー、カーシェアリングも連携されていて、それらを対象とするルート検索や予約、決済が可能となっています。月あたり一定額を払うことにより乗り放題に利用できる、いわゆる「サブスクリプション」という定額の運賃体系が特徴となっています。サ-ビス開始以降、サービスの利用状況は拡大しているようです。
今後は、移動手段を「所有」から「利用」する方向への転換が拡がっていきそうです。
関連ブログ“MaaS”(2017.9.8)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/f617cf5679a81519c33306455c92ee9bです。
また、“KINTO(トヨタ自動車)”(2018.11.17)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/c93e556b29fcc55326a5c760b11eec1fで、“キントセレクト(トヨタ自動車)”(2019.2.8)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/02ea12f6afce07cf978a3c4b7776df8aです。