新興企業のLISUTO(リスト、東京・港区)が2019年8月1日より提供開始した、ECサイトへの出品時に行う商品へのタグID登録を独自開発のAIを利用して自動的に行えるサービスです。
「AI識別で作業効率を大幅に改善し、アクセスアップに貢献」、「タグ登録をAIが識別し自動化できるサービス」といったフレーズがつけられています。
ECサイト上で商品のタグID登録をしていないと絞り込み検索に反映されないため、消費者にとっては本当に必要な商品に出会えず、サイト運営者側にとっても販売機会を逃してしまい、双方にとって良くありません。そのためECサイト上の商品についてタグID登録が望まれますが、これを人手で行う場合は大きな負担となっていました。
”AIタッガー”を利用すると、CSVファイルから商品の特徴情報をAIが抽出し、商品に最適なタグIDを自動で登録できるようです。すなわち、カラーやサイズ、商品の種類の他、ブランドなどをAIが自動で読み込み、特徴を表記した”タグ”を選択するようです。1000商品分のタグID登録が約5分で可能とのことです。
なお、SGホールディングス傘下の佐川急便は、2021年4月にLISUTOと業務提携をし、2021年6月より楽天やヤフーに出店している約15万店舗のEC事業者を対象に”スマートAIタッガー”の販売を開始したようです。
LISUTOのプレスリリース(AIタッガー、2019.7.30)のサイトは、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000030878.htmlです。
LISUTOのプレスリリース(資本業務提携、2021.4.20)のサイトは、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000030878.htmlです。
佐川急便のニュースリリース(スマートAIタッガー、2021.6.23)のサイトは、https://www2.sagawa-exp.co.jp/newsrelease/detail/2021/0623_1710.htmlです。