パソコン周辺機器メーカーの「エレコム」と玩具メーカーの「メガハウス」が、2018年7月5日に、法人向けに提供を開始した、AR(拡張現実)コンテンツの制作から配信、視聴用アプリの開発までが一括して行えるサービスです。”アットエーアール”と読みます。
このサービスで提供されるのは、コンテンツ制作サービスの「@AR Studio」、配信システムの「@AR Station」、視聴用スマートフォンアプリの「@AR Player」の3つの要素です。
@AR Studioでは、配信するコンテンツを持っていない企業を対象に、動画編集からCG制作、自社専用アプリの開発までをサポートします。
「@AR Station」は、配信する動画や音声などのメディアデータを持っている企業向けのもので、Webブラウザ上でメディアデータを登録すると、それが自動的にクラウド上へアップロードされ、視聴用アプリ「@AR Player」(iOS/Android、無料)で視聴できる状態になるようです。例えば、視聴用アプリを起動して、名刺やポスターなどにスマホのカメラをかざすと、登録されている人物や企業、商品などの動画や静止画を視聴できるようです。ここにARの技術が活用されているようです。なお、登録後にメディアデータを変更したり、時間帯や地域に合わせて設定したりもできるようです。
視聴用のアプリの「@AR Player」では、登録されたコンテンツをランダムに再生し、おみくじやじゃんけんなどで遊べるようにする機能も用意されているようです。
「@AR Station」の利用料金としは、登録メディアが1つ、その容量が5MBまでで月額980円(注:他に登録料が1万円必要)とのことです。
プレスリリース(2018.7.5)のサイトは、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000329.000005808.htmlです。