自動車に搭載され衝突事故を防ぐために自動で作動するブレーキです。
カメラやレーダーを組み合わせて人や車を検知し作動するようになっています。自動ブレーキの例として、トヨタの「トヨタセーフティセンス」やSUBARUの「アイサイト」などが知られています。
自動ブレーキに関し、政府は、数年以内に(注:2019年内にも具体的な時期を決定する方向で調整中)、日本で新車を販売するメーカーに対し、現行の基準よりも厳しい「国際基準」を満たすよう義務づける方針とのことです。高齢者ドライバーらによる事故を減らす狙いがあるようです。ここで、国際基準とは、2019年6月に、国連の「自動車基準調和世界フォーラム(WP29)」の専門分科会(第178回会合)が定めた以下の3つの条件のことです。
1)対静止車両:静止車に40km/hで接近しても衝突しない。
2)対走行車両:20km/hで前を走る車に60km/hで迫っても衝突しない。
3)対歩行者:5km/hで道路を横断する歩行車に30km/hで近づいても衝突しない。
なお、自動ブレーキの現行の性能認定制度は以下のようになっており、国際基準よりは緩く、しかも認定を受けることは義務化されていません。
1)対静止車両:静止車に50km/hで接近した時、衝突したとしても20km/h以下で、または衝突しない。
2)対走行車両:20km/hで前を走る車に50km/hで接近したとき衝突しない。
3)対歩行者:-(規定なし)。
WP29の概要のサイトは、https://www.mlit.go.jp/common/001296244.pdfです。