気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“多機能携帯端末”とは

2011-05-07 23:20:26 | PC・カメラ・他デジタル機器

パソコン(PC)、携帯電話、スマートフォンなどの中間的な位置付けの製品で、別名「タブレットPC」などとも呼ばれています。

ノート型パソコンよりも持ち運びが容易で、携帯電話より大きな画面を備えています。キーボードは持たず、画面をタッチすることにより文字の入力やメニューの選択などを行います。インターネットとの接続のために無線LAN(Wi-Fi)や3Gの携帯電話回線による通信機能を備えています。電子メールや応用ソフトの追加が容易に行えます。

多機能携帯端末が注目を集めたのは、昨年(2010年)4月の米アップルによる「iPad」の販売です。本体がB5ノートサイズで画面が9.7型です。スマートフォンのiPhoneと同じ「iOS」が搭載され、通話機能を除き同様の基本機能がサポートされています。今年に入って機能高度化版のiPad2も販売されました。

米アップルに対抗する多機能携帯端末群として、米グーグルのOS「android」を搭載するものが国内外で販売され、あるいは販売されようとしています。国外では、韓国サムスン電子の「ギャラクシー・タブ」、米モトローラの「XOOM(ズーム)」、米デルの「ストリーク」などであり、国内では、NECの「スマーティア」(2010年12月)、東芝の「レグザタブレット」(2011年6月予定)、ソニーの「ソニータブレット」(2011年秋以降)などです。

また、搭載するOSとして、スマートフォンと同じ「iOS」や「android」の他に、ウインドウズを搭載する製品もあるようです。富士通の「スタイリスティック」(2011年5月中旬)が知られています。

なお、ソフトウェアは、従来では箱に入った製品の形で供給するパッケージ販売でしたが、
多機能携帯端末やスマートフォンなどでは従来とは異なる流通形態になります。即ち、アップルの「アップストア」やグーグルの「アンドロイドストア」のように、開発者自身でアプリケーションソフトを公開したり料金設定ができたりします。


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