セブン&アイホールディングスが、2015年3月8日に運用開始した、当社で初となるネットスーパー専用店舗です。
既存のイトーヨーカドーネットスーパーは、店舗周辺を対象商圏として運用されてきていますが、都心部への事業展開が十分にはできていなかったことが導入の背景となっているようです。最近のライフスタイルの多様化などにより、東京23区内における宅配消費の潜在需要が拡大してきているようで、ここに目をつけた形となっています。
専用の設備や仕組みを導入することにより、同社が実施している既存のイトーヨーカドーネットスーパーの注文処理件数の約5倍、即ち、最大2000件/日の受注件数を達成できるようにしようとしています。
この6月には、配送システムの強化を図り、ネットから注文された商品を配送する際、今までは経路設定や配車計画を担当者の判断で行っていまたしたが、それを自動化することにより処理件数の拡大を図ろうということです。自動化するシステムは、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)のクラウドサービスを活用しているようです。これによって、当初の目標である、2000件/日の受注に対応できるようになっているようです。
なお、ネットスーパーとしての西日暮里店からの商品出荷は、西日暮里エリア(半径7km)の会員注文に対するものだけでなく、近隣店舗(三ノ輪店、曳舟店など9店舗)で品切れが発生した際に、品切れ分を西日暮里店舗が補完する形で出荷するようになっているようです。
セブン&アイでは、この店舗を、当社が推進しているオムニチャネル化における事業拠点の1つに位置づけているようです。
西日暮里店に関するニュースリリース(2015.3.5)のサイトは、www.7andi.com/dbps_data/_material_/_files/000/000/001/721/2015030509.pdfです。
また、配送計画を自動化するクラウドサービス導入のニュースリリース(2015.6.8)のサイトは、http://www.7andi.com/dbps_data/_material_/_files/000/000/001/801/20150608.pdfです。
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