放送局や携帯電話基地局などの無線局が常時発信している電波を停めることを”停波”と呼び、特に第3世代携帯電話回線の電波を停めることを”3G停波”と呼んでいます。平たくは3Gサービスの終了ということです。
携帯電話大手3社の3G停波の時期は早い順に以下のようになっているようです。
2022年3月31日 KDDI
2024年1月下旬 ソフトバンク
2026年3月末 NTTドコモ
3G停波即ち3Gサービスを終了させる理由は、1)3Gで使用していた周波数帯を4Gなどへ振り向け周波数の有効利用を図ること、2)設備やシステムを減らしコスト削減を図ることなどとなっています。
3G停波が行われると通話やデータ通信ができなくなってしまいますので、ユーザーに対し上位機種への変更などを呼びかける必要が生じます。3G停波の時期の最も早いKDDIでは、3年以上も前の2018年11月よりダイレクトメールや戸別訪問により機種変更の呼びかけを続けているようです。ソフトバンクも現時点で既に3G停波への対策に向けた取り組みを始めているようです。NTTドコモは3社中最も多くの回線数契約がある上、用途として自動販売機や自動検針のガスメーターなど携帯電話以外向けの回線も多く(注:625万回線)存在し、しかも、これらについては上位回線への移行コストが負担となっているようです。停波の時期に向け、個人向け回線についてはキャンペーンにより契約者を徐々に減らすようにし、法人向け回線については個別に対応していく方針のようです。
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