気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“STYLISTIC(スタイリスティック) Q550(富士通)”とは

2011-03-09 23:25:42 | Weblog
富士通が4月上旬より順次発売予定の法人向けのパソコンです。キーボードがなく、タッチ入力式のスレート型PCと呼ばれています。医療機関、学校、保険会社などへの売り込みが想定されています。

米マイクロソフトのWindows7が搭載され、液晶画面を指でタッチすることにより、アプリケーションの操作や文字入力などが可能となっています。専用ペンを利用する機種も想定されています(提供開始は5月中旬~)。

また、CPUはインテルの Atomプロセッサーを搭載し、10.1インチ型の画面ながらバッテリーで約10時間の駆動が可能とのことです。重さは約690gです。

法人向けということで、セキュリティ面も配慮されています。

通信機能としてはモデルによって無線LANや携帯電話回線が可能なようになっています。

価格は8万9800円(税別)~です。

プレスリリース(2011.2.24)のサイトは、http://pr.fujitsu.com/jp/news/2011/02/24.htmlです。


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“ソーシャルリーディング”とは

2011-03-08 23:58:13 | Weblog
インターネットを介して読書体験などを共有し交流できるようにしたサービスや仕組みのことで、最近、広がりを見せつつあるようです。狙いは販促にあるようです。

書籍に関する種々の口コミを共有できる専用のサイトが開設され、電子書籍の販促につなげる動きが出てきています。サイト上では、購入作品の情報や書評、電子書籍の感想などが共有できるようになっています。

例えば、NHK出版は、ダイヤモンド社と共同で「シェアリーダ」と呼ばれるサイトを開設しています。ダイヤモンド社開発の電子書籍閲覧用ソフト「DReader」には、上記のサイトに感想を投稿したり、ミニブログ「ツイッター」に投稿したり(注:上記サイトへのリンクも埋め込まれています)する機能が搭載されているようです。上記サイトに投稿が集約されると、そのサイト経由で販売サイトへと誘導できるような仕組みになっています。

また、角川グループホールディングス(GHD)は、ネット企業のドワンゴやグリーと提携し、それぞれのサイトに感想を投稿する機能を用意し、小説やマンガなど角川作品を販売しようとする計画があるようです。さらに、NTTグループとの共同の電子書籍サービス「Fan+」でも類似の機能を導入させる方針のようです。


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“モーションコントローラ”とは

2011-03-07 23:46:23 | Weblog
センサーを利用して身体の動きをゲーム内のキャラクターなどに伝えるシステムあるいは仕組みです。

上下左右のボタン操作でキャラクターなどを操る従来のコントローラに比較し操作が直感的なため、初心者でも利用しやすくゲーム利用者の幅が広がっています。

任天堂のゲーム機「Wii」では「Wiiリモコン」と呼ばれる3次元加速度センサの搭載されたコントローラが利用されています。上下、左右、前後の加速度の変化からプレーヤの操作によるコントローラの移動方向や傾きが検知されるようになっています。

また、SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)が販売する「プレイステーション3」用の「プレイステーションムーブ」と呼ばれるコントローラでは、「Wiiリモコン」とは異なるモーション検知法が採用されています。コントローラには3次元加速度センサや地磁気センサが内蔵され動きや方向が検知されるとともに、コントローラ先端の光る球体とカメラの組み合わせで空間内の位置も検知されるようになっています。

さらに、米マイクロソフトのゲーム機「Xbox360」のコントローラ「キネクト(Kinect)」では、任天堂やSCEのコントローラとも異なり、プレーヤはコントローラを手を持ちません。即ち、テレビの前で身振り、手振りをするだけです。これらの動作がセンサやカメラで検知されるようになっています。

このように、直感的な操作でゲームを楽しめることから、モーションコントローラの導入は着実に増えつつあります。

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“SIMロックの解除”とは

2011-03-06 23:44:41 | Weblog
現在、携帯電話サービスを受けるには、契約している通信事業者の「携帯電話端末」とそれに装着する「SIM(Subscriber Identity Module)カード」が必要です。SIMカードには電話番号などの契約者情報が記録されています。また、通信には、携帯電話端末に対応した「通信回線」が利用されます。

現在の携帯電話サービスは、SIMカードを発行する通信事業者(A社とする)によって、そのカードをA社の携帯電話端末に装着し、対応する通信回線を用いない限り、利用できないように制限されています。

即ち、SIMカード発行事業者と携帯電話端末・通信回線事業者とがくくりつけの形になっています。この形態が「SIMロック」と呼ばれているものです。

SIMロックの解除は、上記くくりつけの制限を廃止することです。

従って、SIMロックが解除されると、例えば、A社から発行されたSIMカードとA社以外の携帯電話端末・通信回線との組み合わせでも携帯電話サービスが受けられることになります。

SIMロックの解除は、今年(2011年)の4月に予定されています。

NTTドコモは4月以降に発売する全機種についてSIMロックを解除する意向のようです。また、ソフトバンクモバイルは数機種のみを対象にする(注:iPhoneは対象外)ようです。auはNTTドコモやソフトバンクモバイルと通信方式が異なるため解除は考えていないようです。

SIMロックが解除されても、利用できる機能の相違や通信料の割引の違いなどから、利用者は多くないと想定されているようです。

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“ペイパル(PayPal)”とは

2011-03-05 23:38:21 | Weblog
電子決済のサービスを提供する米国の企業です。これまで国際間の電子商取引向けが多く提供されていたようですが、最近は日本国内に閉じた取引の利用も増えているようです。日本法人ペイパルジャパンが対応しています。

この決済の仕組みは、従来のクレジットカード決済、銀行振り込み、コンビニ決済、代金引き換えなどとは異なります。

買い手と売り手の間にペイパル社が介在します。利用者はペイパルに予め会員登録し、その際、クレジットカード情報などを入力します。つまり、カード情報、取引データなどはペイパル社によって保護されます。

例えば、ペイパルに対応したネットショップで買い物をする場合、ペイパルを決済手段として選択し使いたいクレジットカードを選ぶだけで簡単に決済できるようです。

ショップ側にカードが渡るよりも安全なようです。カード利用の手数料も必要ないとのことです。ショップ側にとってもカード情報や取引データの管理が不要なため個人情報の流出を心配しなくて済むメリットもあるようです。

ショップ側はペイパルに手数料(売上高の3~5%程度)を支払う必要がありますが、一般的なカード会社よりも少ないようです。






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“EPUB3”とは

2011-03-03 23:36:56 | Weblog
米の電子書籍標準化団体であるIDPF(International Digital Publishing Forum、国際ディジタル出版フォラム)によって去る2月15日に草案(パブリックドラフト)が公開された、電子書籍の次期規格です。

現行の規格に対し日本語を含む多言語への対応が本格的に進められている点が特徴です。

縦書きを用いる日本語や中国語(台湾、香港など)、モンゴル語、右から左へ横書きするアラビア語などの組版機能が盛り込まれています。日本語特有のルビ、傍点、縦書きと横書きの混在なども違和感なく表現できるようです。

集英社はEPUB3の採用を表明しているようで、ヤフーと提携してパソコン向けにマンガ配信サービスを今春に開始するようです。

EPUB3の正式版は5月に公表されるようです。

EPUB3の草案公開(2011.2.15)のサイトは、http://idpf.org/news/epub-3-specification-public-draft-releasedです。

EPUBに関するサイト
→http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=a557569b09be5f8c3bfb2050937516fa

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“PASORAMA SR-A10003(セイコーインスツル)”とは

2011-03-01 23:45:07 | Weblog
セイコーインスツル㈱(SII)が3月中旬に発売予定の医療関係者向けの電子辞書です。

2大医学大辞典とされている①「Stedman's Medical Dictionary」の日本語版「ステッドマン医学大辞典 改訂第6版」及び②「医学書院 医学大辞典 第2版」、さらに③「治療薬マニュアル2010」(注:後発品を含めたほとんど全ての医療用医薬品が掲載されています)の3種のコンテンツが収録されています。

他にも、「ステッドマン医学略語辞典」や「医学英語論文執筆のための医学英語実用語法辞典」などの医学書、「自然科学系和英大辞典」、「広辞苑 第六版」、「ブリタニカ国際大百科電子辞書対応小項目版」などが収録されているようです。

また、パソコンと接続してカラー図版をパソコン画面に表示したり、インターネット経由で外部サイトに接続し言葉を調べたりできるようです。

価格は7万9800円(税込み)で、医学書を扱う専門店などで販売されるようです。

ニュースリリース(2011.2.16)のサイトは、http://speed.sii.co.jp/pub/corp/pr/newsDetail.jsp?news=50713です。

セイコーインスツルの関連製品のサイト
→http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=51db92ac180f913e2c3d250d6e149182

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